みろくの森 A Cource
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■大好きなAコース■
週末は良く森を歩きます。たいていは、日曜の夕方の晩飯前、
岩山休憩所の私称“物見岩”の往復で終わることもあるし、弥勒山山頂までぐるっと一周することもある。
ぐるっとするフルコースがこの地図のコースです。 私称“Aコース”、山頂を楽しむコースです。
標高でいえば、170mから437mまでの標高差約270mほど、距離でいれば約5kmほどのコースとなります。
林道沿いに車を停めて、この入口に立てば、もう異次元の世界。
大谷の爽やかな風とともに山の香りを一気に感じることができるスタート地点となります。
ここから大谷小屋までは林道で左に谷を眺め、右に自然林を眺めながら歩くプロムナード。
大谷小屋を越えると、大谷を横切り、北へ進路を変えます。 山道となります。
当分は等高線沿いにいくつかの谷を横切り、以前は暗いあまりおもしろくない道でしたが、ここ数年で間伐などの人の手がはいり、とても良い感じの登山道となりました。
季節には花も咲き、新緑も美しく、鳥のさえずりが最も美しく 響きわたる処です。
春から新緑の季節には、ショウジョウバカマ、ササユリとオカトラノオなどが見ることができ、おもわず鼻歌でも歌いたくなるゆるやかな 明るいコース。
右に左に分岐がいつくかありますが、ひたすら等高線沿いを歩きます。
看板のない道を右(東)へ折れ、みろく山への狭い尾根道へ入ります。
このコース一番の急坂であり、登山道です。
あまり人の手が入っていないのでしょう。時々、草が道を覆っていたり、クモの巣があったりしますが、
ハアはあいいながら、夏ならば汗を拭きつつ歩く道です。
まともな登山をするときの練習練習と思いながら、晩飯前の運動運動と自分に言い聞かせながら、
試練??の道となります。距離にして500m、標高差200m弱でしょうか。
一旦林道に出ます。林道を右へ10mほどでまた左に折れて尾根道を取ります。
秋ならば、日当たりの良い林道の樹木は紅葉が鮮やかです。
ちょっと林道を上がると北側が開け、天気がよければ白山が見える 「かくれスポット」なのです。
時々、寄り道しますが、なかなか見ることができません。
下れば、ヤマボウシなど綺麗に紅葉して、帰りはこの林道を歩いてスタート地点に戻るコースも選べたりして、
気分が変わればこの林道コースを取ります。
林道を少し下れば、弥勒山の山頂を仰ぎ見ることもできます。
山道を歩きたくないワインディングしたいなら、この道です。
「みろく休憩所」もあり、名古屋方面の展望もあります。
その時の気分や体力や時間で臨機応変にコースが選べるわけです。
でも、やはり、元気に達成感を味わうべく、山頂を目指すことが多い。
ここから標高差は100m、さてっと、元に戻りましょう。
ここから山頂へ続く稜線に出るまでも尾根筋ですが、勾配はそう急ではありません。
春先にはイワカガミの小群落があるのですが、花の季節になると盗掘にあうのか、華やかな群落をみたことがありません。
山道が整備される反面、花々の盗掘にあっているようで、残念でなりまません。
ほどなく、稜線にでます。ここは東海自然歩道で、道がまた整備された道となります。
山頂直前のこの雰囲気が好きです。
このわくわく感、こんな低山でありながら、やはり山頂へ到達するという達成感がそうさせるのでしょう。
山頂からの展望は、天気が良ければ最高です。
(「大展望」をご覧下さい)
足元は弥勒の森が広がります。
右手に歩いてきた尾根道。眼下は築水池です。気持ちいい〜〜。
山頂で展望は、独りのことが多いので、じっくり眺めます。
だいたい夕方の4時か5時頃でしょうか?
普通の山登りの人がいる時間ではなく、地元の人しかいない時間。
尾張平野からの風を受けながら、気持ち良く景色を楽しみます。
山頂でリフレッシュした後は、大谷山へ向かって南下します。
最初の下りは階段が続く急坂ですが、その後はゆるやかなアップダウンが続く稜線歩きです。
ここは展望がなく、あまり面白い道ではありませんが、
さすがに、東海自然歩道、樹木の標識が付けてあり、安心して歩けます。
大谷山(425m)まであと50mまでの標識を見たら、右折。
最初は自然林ですが、途中 植林の道へ入ります。
みろくの森は植林の道は時々まざっていますが、間伐が進み、ここもまた歩きやすい道です。
林道を抜けると、ゆっくりと山腹をなでるように、下りが続きます。
基本は自然林なので、時々大きな樹木に出合うのです。
そんな時は、その樹に近づき、頬ずりすしたりして…。(笑)
フィナーレは物見岩。
ここから夕日を眺めることも、しばしば。
時折、眼下の植物園の哀愁を帯びた閉館音楽が流れ、物思いに耽るには最高の場所なんです。
仕事の事、家族の事、妻の事、子供の事、両親の事、自分の事…
遠くに名古屋の高層ビル群を近くに弥勒の森を眺めながらの「癒しの時間」をしばしここで過ごす。
夕食前の至福のひとときです。
2013年6月23日<記> 2015 年9月13日<改>
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