明治村 夏の夜
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「宵の明治村」
盛夏の頃、明治村は21時まで延長開村されます。
夜店、JAZZフェスティバル、プロジェクションナイト…花火 こじんまりとしながらも工夫を凝らした催しものが多数の催しがあります。
19時前に訪問しましたが、駐車場は満杯!
こんなに込んでいる明治村を見るのは初めてです。
やはり、“浴衣の女性は無料”という戦略が功を奏していると思われます。
明治村のホームページや新聞チラシ、「二人の距離が、ぐっと近づく。宵の明治村」
副題は「どうしよう。きみのこんな顔、はじめて見た。」
もちろん、カップルでも良し、
家族でも良し、友人同士でも良し
明治村には妻とカップルで行くことが多いですが、
この日は珍しく、夜店が大好きな!?娘と
「今年はまだ花火を見ていないな〜」という帰省中の息子のフルメンバーでした。
女性に合わせて、男性の浴衣姿も多く、背景が“明治”ということもあり、とってもいい感じの夜です。
大昔の田舎町のお祭りはこんな雰囲気だったのでしょう。
せかせかしない、ゆっくりした村祭り…
幸い 今日(8月10日)はそう蒸し暑くもありません。
“大人”には、洋服を着込んで、人の頭を見に行くような有名どころのFestivalより、そう人ごみのない、昔ながらの祭りの方が良いのです。
こな
この日は夜景撮影の練習も兼ねていました。
普段、山の風景などの写真を撮っていると暗いところ撮影する機会があまりありません。
古いデジイチですが、絞りと露出のベストミックスで最高の写真をと…難しい(笑)
京都中井酒造は、普段はお茶処です。
この日は夜まで営業していて、特選極氷を使った濃茶かき氷を売っていました。
さくさくとした軽い感じが普通のざらざらのかき氷とは違う触感で、新鮮です。
露出を絞ると光の量が減り、シャッタースピードを適正値にするとこんな写真となります。
露出時間が眺めになるので、その時間内に人の動きがあると、人がぼやけます。
これはこれでいい感じになるのですが、まだまだ修行が必要です。やはりカメラは奥が深い。
プロジェクションナイトという催しもやっていました。
愛知県下の大学生がプロジェクションマッピングの技法を駆使して、建物の壁画にバーチャルアートの世界を繰り広げます。
2013年東京駅が新しくなった時に、素晴らしい高度なプロジェクトマッピングで有名になりました。
古い建物を背景に最新の技術アートを見るのも、意味深い。
夜店の規模もそう大きくはありません。
射的、クジ引き、風船ツリなど娯楽系、焼きそば、フランクフルト、かき氷など飲食系など一揃いはありますが、小さい子供が相手のもので、
大人は見るだけ十分です。
そうやって、見ているだけでも、時には子供の自分を思い出し、過去へタイムスリップするのもいいかもしれません。
日が暮れると、帝国ホテル前の広場で JAZZナイト が始まります。
J-POPでもない、クラッシックでもない、 JAZZ !!!
内閣文庫(明治44年)と川崎銀行本店(昭和2年)のライトアップをバックに短時間のコンサートが開かれます。
明治とJAZZと夏の夜・・・大人の時間です。
「宵の明治村」のフィナーレは、やはり花火です。
ボーカルのカウントダウンに合わせて始まります。
浴衣と花火の共演です。
スターマインを初めてとする派手な花火はありません。
何尺玉なんという巨大な花火もありません。
打ち上げ玉数も何万発もなく、たったの500発です。
夏休みや夏の週末はずっとやっていますから、そう数を打ち上げれるわけにもいかないでしょう。
いちいち、スポンサー名の講釈がはいるわけでもありません。
浴衣姿の人々は、静かに花火を見上げます。
わ〜とかキャーとか雄叫びや悲鳴のような喧噪の中の派手な花火でなく、
思い思いに、静かに、感動を共有しながら眺める
そんな、
大人の「宵の明治村」です。
たいへん好感を持ちました。
平成25年8月11日<記> 平成26年(2014年)8月9日<改> 出典:明治村のパンフレット/ガイド
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