北八ヶ岳 高見石・白駒池

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2007年10月7日(日)、秋晴れ。
あこがれの北八ヶ岳を少しだけ逍遥。
紅葉にはまだ早いが、高見石からの噂の絶景や白駒池の紅葉を少しだけ楽しみました。
やっぱり逍遥という言葉がぴったりはまりそうな北八ヶ岳でした。

麦草峠 
麦草峠は既に亜高山帯です。
前夜、上諏訪SAで仮眠して、早朝の6時半にここにいます。
さわやかな空、縞枯山と蓼科が見事です。
北八ヶ岳逍遥
白駒池の奥庭を歩きます。
溶岩台地に針葉樹など北八ヶ岳のいい雰囲気です。
この写真は結構気に入っています。
丸山への登り
まだ朝靄のかかる丸山への登りです。
ツガやシラビソなどの針葉樹林帯を歩きます。
時々、散見される落葉広葉樹が黄色く色付き始めています。
苔むす山道
この辺りは苔がたいへん見事です。
湿気が多いのか、岩や樹木は苔に覆われています。
朝靄で苔むす山道があいまり、ちょっと一人でいると怖い。
苔と葉っぱ
露でしっとりです。
名も知らぬ葉っぱも。
丸山山頂【2329.6m】
山頂はあまり展望は良くありません。
溶岩石がごろごろしており、やっぱりここは昔火山だったんだ。
丸山から高見石へ
針葉樹林帯と岩を縫うように下りです。
木の若さと密生の度合いか、木がたいへん細い。
木の若さと溶岩の古さの対比がおもしろい。
高見石
高見石小屋の裏手の岩場を乗越えると高見石です。
すばれしい景色が眼の前に展開されます。
ただだた息をのむ風景です。
展望自体はほかの高山にはかないませんが、樹林帯から突然ひらけるこの風景は息ののむという言葉がぴったりです。
眼下に白駒池 足元の巨石から見下ろすと高原状の台地にぽっかり白駒池。
そこから“緑の風”がゆっくり身体を包んでくれます。
たいへん心地よい、みながここにしばらくたたずむ理由かも知れません。

浅間山
その向うに佐久平と浅間山が望めます。

西側
縞枯山と蓼科を眼下に望みます。
その向うに…
蓼科の向うに北アルプスが。

南側
中央アルプスも見えます。
高見石から白駒池への下り
白駒池に近づくと、道が整備され、こんな木道が続きます。
一見歩きやすそうですが、露に濡れるとすべりやすくなります。

白駒池
標高2000m以上の高地にある高山湖です。
針葉樹林帯の中にぽつんとあるこの池。
静かな湖面と紅葉がたいへん有名です。
紅葉の始まり
まだちょっと早かったが、一部の紅葉は見事です。
池を周遊コースがあるので廻ります。
コミネカエデ
真っ先に色着く葉っぱのようです。
緑から黄色へ今年初めての黄葉なので、見入ります。
コミネカエデ赤
木道を歩くと、木琴のように音色を変えてくれます。
カランコロンと、まだ早朝の静かな湖畔に響きます。
一人で聞くにはもったいない美しいいい音です。
サラサドウダンツツジ
この真紅の赤はたいへん印象的でした。
いろはかえでの赤より赤く、たいへん鮮やかです。
一番印象に残った赤です。
コシアブラ?
この黄色もグラジュエーションが見事でした。
緑から黄色そして赤への変化が見事です。
湖面の青がそれを引き立てより、鮮明な印象となります。
紅葉の有名な神社仏閣とは違うこの紅葉。
夏は太陽が近く、秋は寒暖差があるこの条件がそろうとこんな色になるようです。
紅葉の勉強
今年は花の勉強を春から夏にかけてやりました。
秋は紅葉をやろう!
落葉の前に意味ありげに色を変える葉っぱ。
早朝の4時間、結構充実した時間でした。
10時も過ぎると、この紅葉の名所は国道に近いこともあり、たくさんの団体さんが訪れる地となりました。
団体さんの声が聞こえてきたので、早々に引き上げました。

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