甲斐 高川山【976m】
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2019年3月22日(金)はお休みをいただき、山梨県の東端、御坂山地の東端にある高川山を歩いた。
先月歩いた岩殿山の大月市街をはさんだ南西にある山(写真右上)、きっと富士山の眺めが良いだろう。
この中央線沿線は駅から歩ける山が多くて、遠方から来るものにはとても便利が良い。
今回は、初狩駅から山頂を経由して長い尾根を下りながら大月駅にいたる10kmほどの山歩き。
下りが軽いアップダウンの繰り返して、ひさびさに歩いたって感じがした。
登り始めは植林地帯で、かつ左の天狗岩辺りで大規模な工事現場があり、あまり面白くない。
ので、男坂をやめて女坂をゆっくり歩く。
冬枯れの落葉樹が多いこの山にも、確実に春がきており、ダンコウバイが咲き初め。
ダンコウバイ:クスノキ科クロモジ属の落葉低木、早春に鮮やかな黄色い花! もうすぐ葉っぱも出てくるだろう。
自生地は関東以西、日向の傾斜地や山地の水辺が多い。この山はたくさんあって、下山まで長く楽しめた。
早春のスミレも咲き初め・・・ナガバノスミレサイシン??
距の長くて丸いのが特徴だそうだ、葉っぱが細長いハート型
女坂の道は穏やかで、今日は暖かい(というより暑い)、冬枯れの山は遠くまで見渡せて気持ち良い。
大月への下りには、ダンコウバイは断続的に続き、ヤマザクラもちらほら、春がそこまでって感じ。
市街へ下りる直前、むすび山の北斜面に、カタクリの群落があった!!
日本海側ほどの大群落ではないにしても、なかなか見事。花が咲くまでじっと我慢の8年間の末の美しさ。
このユリ科のうつむき加減のかわいく華憐な姿、あぁ、あいつに見せてやりたい。
当初目的の山頂からのド〜〜〜〜〜ンと富士山は見えず…ぼんやりと見えました(笑) 次にとっておこう。
“行く”春もあれば、来る春もある…冬枯れの中に早春を見つけた山歩きでした。
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