ソワーニュの森の秋〜2010年

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■「紅葉、それは旅路の果ての最後の輝き」  この言葉を秋になるといつも思い出します。
2010年はこの駐在期間中でもっとも美しい黄葉です。11月7日ソワーニュの森を歩きました。
(以下の薀蓄は主に、『紅葉と落ち葉』(山と渓谷社)が出典)
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四季がある温帯では、秋の終りに落葉樹は葉っぱを切り離す。
きびしい寒さや乾燥から身を守るために、葉を落として、余計なエネルギーを使わなくするのだ。
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黄葉するか、紅葉するかは、遺伝子で決まっているそうです。
年により気候条件の違いにより、おなじ黄葉でも、ちがう印象となります。
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あの涸沢の紅葉を見に行ったとき、 白タクの運ちゃんに「4〜5年に1回、それはそれは見事な紅葉になる」と教えてくれた。
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今年のソワーニュの森の黄葉は美しい。 雨のあとの晴間を狙って、最深部を歩きました。
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ブナは秋にどんぐりを大量に落とし、これには栄養がたぷりあるそうだ。 
縄文時代は重要な食料で、この森にも石器時代のストーンサークルがあります。 きっと木の実を食べていたでしょう。
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ヨーロッパブナの実は、昔はこのどんぐりの粉でパンを焼きいたそうです。
豚を木の下に連れて行き、食べさせたりもしたようです。 まさに恵の木です。
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この森も、いまでも東西南北とも10km以上ある大きな森ですが、昔はブラッセル全体を覆っていました。
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森の開拓により、集落が街に、町が都市に。 森の役割が見直され、今の規模に留まりました。
このまま、ず〜と残って、美しい黄葉をみせてくれることを願っております。
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