尾瀬
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■2011年の夏は木金休みとなりました。7月14日(木)15日(金)で、あこがれの“尾瀬”へ泊まりで行ってきました。
景観は期待通りのすばらしいものでした。 さすが、“尾瀬”です。
鳩待峠から入ります。 (東京まで出張でしたので、出発は東京から新幹線とバスで昼前に到着)
山ノ鼻へ向かう予定でしたが、ちょうど小学生の団体さんやその他の団体さんとタイミングがぶつかり、あまりの人の多さに辟易、思わず アヤメ平へ変更してしまいました。(笑)
すでに標高は1600m、笹とブナの巨木が迎えてくれます。
ゴゼンタチバナが花盛り。 木道もあらわれ、尾瀬らしくなってきました。
一時間ほどで横手代です。 振り返れば、至仏山も見えて、感動しました。 ワタスゲもお見事。
ここで昼食。 あまり人は居ません。 おねえさん達と抜きつ抜かれつ、ゆっくり歩きます。
アヤメ平へ向かいます。 この辺りは本当にいい感じです。 今回の最高峰の中原山(1969m)を通過。
アヤメ平、アヤメ平火山が造った湿原。 尾瀬の周囲は火山が多く、何百万年の歳月をかけ、景鶴山が大噴火、アヤメ平などの楯状火山、そして最後が燧ケ岳が爆発して、それぞれが浸蝕され今に至ります。
このなだらかさも火山か!あの燧ケ岳も爆発したのかと思えば、感嘆と感動がさらに深まります。
昭和30年代に人により荒らされ、往年の美しさはないそうですが、今復元実験中。うん千年の自然造形を回復するには時間が必要です。
アヤメ平を超え、富士見峠へ。 粘り気のある溶岩が流れた跡でしょうか、冬路沢側の展望がすばらしい。
富士見峠直前で長沢新道へ曲がります。 すぐ、池(池塘?)が、逆さ燧ケ岳と積乱雲が映えます。
長沢新道は、長沢頭から竜宮までのブナ林がみごとでした。 感動しました。
この森の主でしょうか?
さあ、尾瀬ヶ原へ入りました!!! アヤメ平方面を望む。
今日の宿泊地の、東電小屋へ。 「夏かくれば思い出す はるかな尾瀬 遠い空…」 思わず口すさみました。
東電小屋へ宿泊。 それなりに込んでいました。 8畳部屋で4人。
風呂付でご飯もおいしく、天国のような山小屋です。 ほとんど民宿の域に達しています。
夜には、山小屋のご主人が蛍呼びをしていただきました。プチ蛍の会。 ヘイケボタルですが、点滅がちぃっちゃくて早くて、星が瞬いているようで、美しい。 感動しました。
小屋からの景色、朝霧にけぶる湿原と木道。
朝の尾瀬ヶ原を歩きます。
いろんな花が咲いていましたが、ニッコウキスゲが花盛り。感動しました。
たくさん感動させてもらえました。
尾瀬は、自然保護のメッカです。 この本州最大の湿原をこれからも大切に保存してもらいたい。
それにしても、愛知からは遠い。
東電小屋から鳩待峠まで徒歩で3時間、鳩待峠から上毛高原駅までバスで約3時間、上毛高原駅から名古屋まで新幹線で3時間 ! “はるかな”尾瀬でした。
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