大洞山【1,013m】

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2012年4月15日(日)、奈良の山奥、三重県側にある大洞山を歩きました。
先日、突然高校の友人からメールがきて、近々会うことになり、それで懐かしく、その友と歩いた山を再訪することにしました。
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登り口は、「三多気」になります。 ここには1990年財団法人日本桜の会『さくら名所100選』に認定された「三多気の桜」があります。 ちょっとは期待して来たのですが、まだ2分咲きで、さっぱり絵になりません。1週間は早かった。
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満開になった時の写真は 「絶景.com」 をご覧ください。 なかなか良いです。
桜自体はたいしたことはないのですが、田圃とその水面に映える桜、茅葺の小屋、バックの緑のコントラストが絶妙のバランスです。
2分咲きの桜から、これから歩く 大洞山が望めます。
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奥に、真福院があります。 平安末期から室町末期までは蔵王権現の霊場として伊勢・大和両国に知れ渡り、在原業平、平清盛、北畠親房ら権力者も真福院に参籠したと伝えられているほどの古刹です。
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餅つきをやっていました。独特の音頭(甚句のような)でもちをついています。
出来たらふるまってくれるようですが、まってられないので、後ろ髪を引かれながら、山へ。
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急坂です。 それも石の階段です。
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三多気側から、威勢良いカラオケが聞こえてきます。う〜ん、にぎやかですが、情緒がありませんね。
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帰り道にヤマザクラがありました。 派手なソメイヨシノより、風格のあるヤマザクラが好きです。
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尾根を越えると、カラオケの呪縛から逃れることができ、展望もよくなります。
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山頂からの展望は、室生火山群が一望できます。 約1500万年前、日本が大陸から離れ列島を形成した頃、このあたりは火山地帯でした。 正面は倶留尊(くろそ)山、広大なススキっ原で覆われた山です。 その向こうには兜岳や鎧岳、屏風岩がデカい住塚山など奇岩が続きます。 長い歳月で、風や河が岩を浸蝕し、特異な景観を造っています。
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南側は紀伊半島の屋根といわれる台高山脈が続きます。 真ん中でピラミダルな山が(おそらく)高見山。この前、寝坊して霧氷が見れなかったな〜。
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でも、奈良あたりまで来ると、あの山もこの山も歩いたな〜 なつかしい。  30年経てば、植物は変わりますが、さすがに山の形は変わりませんな。この風景もやはり懐かしい。
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今度、高校の友人に会うのが楽しみです。
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