尾高山 鈴鹿前衛【330m】

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2012年2月5日は快晴との天気予報! 
このチャンスを逃すまいと、紀伊半島のど真ん中にある高見山へ早々に出かける計画でした。 
近畿地方では、美しいピラミダルな姿と霧氷で有名なのです。
5時に出発予定(8時過ぎに到着)でしたが、目覚めたのは8時前!! あわてて(といってももう遅い)起きると、行きたい西の空はドン曇りでした。
う〜ん。
それではっと、安直に、鈴鹿を眺めに、鈴鹿の東に広がる尾高高原の尾高山を歩くことにしました。
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登山口は尾高観音です。 もともとは尾高山引接寺という聖徳太子作の観音様が安置される古刹でした。  樹齢300年以上の檜の参道を歩きます。 織田信長の兵災(ここもまた!)のあと、1814年にこの六角堂は再建されたようです。 なかなか味わい。
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登山道はいつくかありますが、この寺裏からの行者コースを歩きます。
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先日の寒波でここも日本海からの雪が流れ込み、雪を踏みしめての山歩きとなります。 サクサクと小気味よく歩けます。 雪は音を吸収し、静かな山行を楽しめるので好きです。 主な植生が常緑広葉樹の雪道もまた良しっと。
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岩の上の行者様。 立派な白木の賽銭箱があり、これが名前の由来の行者様であることに気づきます。
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常緑広葉樹(これはツバキ科?)は常に太陽を求め、葉っぱは太陽のある方向(この木は南向き)へ延びます。
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途中、この地(三重県菰野町)出身の俳人天春静堂の句碑 もあります。 「山中に只 桜哉 さいて居る」 静かな山に咲く一木の桜の木が目に浮かぶようです。 こんな小春日和(想定外に曇っていますが…)に、詠んだんでしょうか。
ちょっとずつ雪も深くなってきます。30cm以上はあるでしょう。
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約1時間で山頂です。 533m。  地形的には、鈴鹿山脈の中部にある釈迦ヶ岳<1092m>からの稜線の一つのピークです。 よって、真東にはその釈迦ヶ岳が眼前に迫ります。  数年前に歩いたことを思い出します。 あぶないガレ場もあったな〜。
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南西側に鈴鹿の主要部が望めます。この山々の向こうは滋賀県。 御在所岳<1212m>
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鎌ヶ岳<1161m>
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西側には鈴鹿の山裾から平野が、四日市方面です。 左隅に見えるのは養老山地の南端、その先は濃尾平野が広がっているはず。すこしけぶっています。
この解放感は写真では伝わらない!!!
今日は、PRIMUSに熱〜い日本茶を入れてきました。 ゆっくりと一息、ストレス解消にはもってこいの景色です。

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