守屋山【1,650m】

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2012年1月8日は天気が快晴です。初歩きは、もう展望の山を歩くしかありません。 以前インレッドさんがお勧めしていた「守屋山」を歩きました。ちょっと遠いですが、高速も休日割引きですし…。
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山を見るなら早朝だとばかりに、登山口には9時前に到着、朝6時に出て180kmの距離です。 往路はザゼンソウコース、復路は立石コースです。昼食を含め約4時間。
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カラマツの林を気持ち良く歩きます。冬枯れの山は静かでよい。まだ先行者も数人のようです。
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雪はそう深くはありません。アイゼンは胸突坂あたりはあった方が良かったかもしれませんが、基本はなしで歩けます。
避難小屋があり、ザゼンソウの群落地です。ミズバショウでなくザゼンソウとは珍しい。 きっと春は人がたくさん歩くのでしょう。 そう雪が深くもなく、サクッサクッと自分が雪を踏みしめる音と風のゆるやかな音だけが聞こえます。 気持ちいい〜。
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この山は、以前勉強した中央構造線とフォサマグナの西端が交差する分断点です。 また、かつて火山(死火山)でした。山域は緑色凝灰岩が表面を覆っています。 火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石で、日本では中国地方あたりによく見られるようです。それも海底火山です。 復路の立石コースには巨石群をたくさん見ることができ、たいへん興味深いものです。
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海底火山が降り積もった灰が岩となり、隆起して山となり、並行して太平洋プレートが大陸にへばり付き付加体となり、その付加体が大陸から離れ、日本列島の基本が出来・・・。 相当長い年月と複雑な地形の動きによってこの山ができているわけです。巨石を見ながらそんな悠久の歴史を考えるのは相当マニアックですが、私は好きです。
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さて、山頂が近くなりました。西峰と東峰があります。 どちらも抜群の文句なしの展望ですが、東峰が最初の山頂となり展望が開ける最初のピークなので、ここからの眺めは素晴らしいものでした。
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頂上でお湯を沸かし、コーヒーを飲みながら、ゆっくりと眺めます。至福の時間。 まず真東に八ヶ岳! メチャクチャカッコ良いです。
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最初の写真は頂上でお会いしたお二人の女性達に撮っていただきました。 「八ヶ岳をバックに私を左にして背中越しに、空の面積を少なくして撮ってください」などと小難しいお願いをしてしまいました。「こっち向いて」とのご要望で、こんな写真も。ありがとうございました。
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蓼科山、車山! ほんとうに美しい。
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北アルプス! これまた雪をかぶると風格が出てきます。 カッコ良いぞ。
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中央アルプス!東側からは良く見るのですが、北東側から見ると北アに劣らずカッコ良い!
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西峰山頂からのみ、御嶽山が見えます!これまたカッコ良い。(9日写真追加)
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真南は南アルプスです。この山は南アルプス(又は伊那山地)再北端の山ですから、南アが近い。
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地元の方も正月から登っているけど、今日が最高に天気が良いなとおっしゃっておりました。 帰りに、諏訪大社へお参りました。 この守屋山は諏訪大社の「御神霊が宿る御神体山」でもあります。神聖なる山なのです。 本殿は年賀でたいへん混んでいました。 ここは勅願殿(左)、御神体山に向いて個人の祈祷を行う場所だそうです。 家族全員が健やかに過ごせますように、山ノボラーの方々にとっても良い一年となりますように!!
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