モン・ドール【1,463m】

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■2010年4月2-4日、イースターのお休みを利用して、久々のピークハントです。(嬉)
スイスとフランスの国境にそびえるジュラ山脈、長さ230km幅60km。
トレッキングで有名なフランス側にある「モンドール山」へ挑戦!?しました。 8km、約4時間コースです。
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麓は、スキー場や牧場が広がっています。
この季節はスキーシーズンが終わり、モンドールという特産品のチーズ造りも終り、つかの間のシーズンオフでしょう。
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 宿のおばちゃんの「この時期なら(冬装備でなくても)登れるはずだ」という頼りなげなアドバイスに勇気付けられながら、LaParadisなるリフト乗り場からスタートです。(この季節はリフトはもう営業終了)
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スキーシーズンや夏場はリフトが動いていて、たぶん小一時間で山頂へいけると思います。が、今はシーズンオフ。
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すでの標高は1000mを超えており、モミやトウヒの樹林帯を歩きます。まだ春はちょっと先ですが、野鳥のさえずりがこだましています。一人だけ下山する人にすれ違いました。
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足元はうっすらと雪化粧しています。 フキノトウ(?)が日当たりの良い平地部に芽を出していて、もう花をさかせていました。
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ジュラ山脈は、地質時代の「ジュラ紀」の語源になっています。
中世代の中心時代で、1億9000万年前から1億3500万年前の地層で、いわるゆ恐竜の時代であります。 ヨーロッパアルプスの造山運動の影響をうけ、ゆるやかに褶曲した山地で、石灰岩質であることが特徴です。 あちこちに、その石灰岩が散見されます。
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最後のロッジが見えてきました。夏場はここまで車で上がれそうです。
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尚、帰りにここで昼ごはんを食べました。フランス語しか通じず。苦労して手に入れた食い物。
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となりにトレッキングできていたおば様達が、ご親切に「これはここで有名な“コンテチーズ” 、これがxxx、あれが○○○???」と解説いただく。 「この山と同じ名前の“モンドール”(同じく有名な液状チーズ)は?」 「それは二人からしか注文できないの」 あっそうですか。
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さて、ここからは雪道になってきました。思案のしどころですが、いけるところまで行こう。(泣)
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雪は浅く、数cmです。
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春はなんだかんだで、やってきているんですね。春の息吹が。 なんて花だろう、クリスマスローズのようなという方もいますが、ちょっと違うようなそのような!?
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これは、「クロクス・アルビフロルス」アヤメ科サフラン属、いわゆるクロッカスでしょう。
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標識はしっかりしていて道に迷うことはありませんが、1時間前にあった人以外は誰にも会いません。
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あともう少しですが、ちょっと雪が深くなってきました。といっても20〜30cm。
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高度感も出てきました。標高は1300mあたりでしょう。南西側の景色。ちょっとあやしげな雲が。 下山途中で、あの雲がこっちに流れてきました。雪雲でした。
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山頂直下の稜線に出ました。スイスとフランスとの国境でもあります。なかなかの絶景です。というか断崖です。
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あの先が山頂となります! 柵なんてありません。
右の見える柵は夏の牧場の柵です
左に断崖を見ながら、つぼ足で雪中行軍です。 なんとか行けそうです。
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モン・ドール山山頂、1,463m! ちょっと雲が高い位置にかかっているのが玉に疵ですが、“絶景”です。
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南東側にスイスアルプス群。山座同定できません!(悲)
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南西側はなだらかなジュラ山脈が続きます。
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北東側はもう一方のジュラ山脈。
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南側はまだ断崖が続きます。柵は夏の放牧用の柵です。
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鳥瞰図もありますが、こんな風には見えません!
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南側はレマン湖!です。晴れていれば、あそこにヨーロッパ最高峰の「モンブラン(4810m)」が見えるのですが。
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車でさんざん聞いて、頭にこびりついている“のだめカンタービレ”の準テーマ曲?でもある 「ベートヴェン交響曲第7番イ長調作品92より第1楽章!?」を思わず口ずさみます。曲とこの景色はまったく関係ありませんが。(笑) しばし、ホットコーヒーを飲みながら、たたずんでおりました。 至福の時間。
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“ターン タタ ターン タタ タッタタ タタタタタ ♪”(なんのこっちゃ)

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