ベネディクト渓谷

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■2009年5月9日ルクセンブルグの旧市街を囲むベネディクト渓谷を少しだけ歩く。 渓谷というか、とても良い感じの散策道??。
隣街(国)のルクセンブルクへ初めて行きました。 首都のルクセンブルク市旧市街は「古い町並みと要塞群」で1994年に世界文化遺産に登録されています。

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ルクセンブルク大公国。いわゆる、ベネルクス3国の一角です。人口46万人、広さは神奈川県ほど。 世界で唯一の“大公”の名前を関する国家です。 金融サービス業が国家の8割をしめ、一人当たりの国民総生産は世界でもトップクラスの金持ち国家です。

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欧州の中では買い物天国で、VAT(日本でいる消費税)が15%で周辺国より約5%ほど安いのです。 街にはブランドショップが立ち並び、この小国にこんなにと思わせますが、周辺国から買い物客が集まってくるようです。

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旧市街の広場はたいへん賑わっており、5月8日は欧州の戦勝記念日とも関係あるのでしょうか? 催し物や露天がでていて、お祭りのようです。これはこれでまた賑やかで。

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この街の歴史は古く、963年アルデンヌ家のジーゲフロイド伯爵が小さなお城造ったことが始まりです。 地理的、軍事戦略的にこの地はたいへん重要で、ブルゴーニュ王国やハプスブルグ家の支配下でも城塞都市として拡大を続けます。 ウイーン会議(1815年)でドイツ連邦に属しならがら、オランダ国王を大公とする「ルクセンブルク大公国」となりました。 要塞としての歴史も古く、ベトリュス渓谷を自然の城壁とした堅固な要塞の時代時代の姿を今もとどめています。 旧市街と新市街を結び、ベトリュス川にかかる一番有名な橋「アドルフ橋」は、この街の代表的な景観です。 この谷を覗き込むと立派な遊歩道があったので、 「マチアルキニスト」としてはここを歩かない手はありません。

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歩道はりっぱで、谷底へ繋がっています。家族はこの九十九折の道をみて途中撤退。

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青空と新緑と街中にいるとは思えないほどの美しい鳥のさえずりを聞きながら、どんどん下っていきます。

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この鳥のさえずりは本当に美しい、ムクドリの仲間でしょうか?声はぜんぜん違います。

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城壁もいろんな時代の遺構があちこちで散見されます。説明書きがいちいちないのでさっぱりわかりませんが。 つきなみですが、「つわもの達の夢のあと・・・」

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  もともと岩山の上に建つ要塞でもあるので、露岩も。

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途中下から見上げると、城壁が高く、容易に進入できないことがよくわかります。

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川は見る影も無く、すごく整備されており、やや興ざめではありますが、広い公園のようになっていて、散策するには本当に気持ちのよい谷?でした。

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まだまだこの川沿いに、城壁や要塞を見上げながら、時には要塞の中に入りながらの道がつついているようです。 いつが、じっくりこの谷底??を制覇してみたいものです
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