涸沢紅葉2013【2,300m】
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2013年10月5日(土)〜6日(日)に涸沢へ紅葉を見に行ってきました!
最盛期だというので、どうしても見たくなって…
お医者様には薬で疲れやすくなっているし、決して無理をしないようにと言われておりましたが、
ゆっくり歩いてきますからと(場所もどれだけ歩くかも説明せず)説得!?をして行ったのです。
天気は土曜日は悪そうだったので、日曜日午前中目標で涸沢へ入ろうと、土曜日に横尾まで入ってテン泊です。
(横尾←→上高地のテントを担いでの移動は、身体に堪えましたが、涸沢紅葉をそれに勝る収穫)
その日の夜は、満点の星空の下、本を読みながら夜を過ごしました。
久々のテントからの星の眺めは、筆舌に尽くしがたく、美しく…美しく。
翌朝は、予想通りの快晴でした。
最終目的が(穂高の山頂でなく)涸沢なのでゆっくりゆっくり歩きます。
本谷橋を渡り、
急坂をゆっくりと、
高度もゆっくりと上がるに随い、
紅葉が進んでいます。
涸沢谷に入るとそこはもう、紅葉と黄葉が最盛期を迎えようとしていまた。
感動的で、ただただ魅入るばかりです。
涸沢谷にお気に入りの場所(たぶんSガレ付近)で大休憩。
どんどん人が追い越して行きますが、それを尻眼に ゆっくりと途中の紅葉も楽しみます。
涸沢カールへの谷は、氷河に削られ、見事なS字カーブを描きながら、紅葉の曲線を見せてくれます。
真正面には、北穂から延びる岩錐があり、長い年月を経て今はもう紅葉する樹木が下部にあります。
横尾から約3時間、
すがすがしいさわやかな澄んだ空気の中、涸沢に到着しました。
まさに、最盛期!
昨年は10年に一度の当たり年と言われたらしいですが、今年だって、実にすばらしい。
6年前 2007年9月後半に、に北穂に挑戦して、帰りにおでんを食べた以来の涸沢です。
北穂から奥穂、前穂までぐる〜〜〜〜〜〜りと眺めます。
あ〜美しい
谷底をうろうろしているとヒェッテの裏側で立派なカメラを持った人が数人いて、下を向いてなにかを撮っています。
そこには、涸沢ヒュッテの名物ご主人の山口さんもいらっしゃいました。
なにかな〜と近づいてみると、そこには小さな池があり、そこの紅葉を撮っているのです。
確かに水面に波もなく、美しく 紅葉を映し出しています。
そこに見たこともないような立派なカメラを構えている 山岳写真家 白旗さんに似た御仁に
「こういった時にどうやって写真をとったら良いのしょうか?」
とぶしつけな質問をしたら、
「池の写る紅葉を撮るだろう、その後に同じ角度で本物の紅葉をとるんだ」
などと丁寧に教えてくれましたが…なかなかプロのようにうまくは撮れません。(笑)
最後は、涸沢ヒュッテのデッキで、これまた名物のおでんを食べながら、ゆっくり涸沢全体を眺めます。
おでんは、まだ、大根などは固くて味もしみていませんでしたが、
私には特別な味に思えました。
2013年10月12日【記】
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