伊吹山地 金糞岳〜つぶやき
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秋の三連休、体育の日がある、例年なら「晴の特異日」なのに、天気が悪いのか〜
どうするかなあ、初日だけ晴マークだ、本当は涸沢の紅葉を見に行きたいが、最低1泊はせなあかんし、そうすると登る日は二日目で天気が悪い、
どこか、他の山にしよう、(いつものように)登ったことがない山がいいな
日帰りだと紅葉にはまだ早いし、北の方が初秋を楽しめだろうから日本海側と
(ヤマップを眺めながら)鈴鹿か、湖北の山もいいな、伊吹山を越えて北へ走ると、金糞岳がある、
先輩が夏に「白山の前に訓練で登る。がはは」と言ってたな
ちょっと(他の方の記録を見てみる)相当距離があると思ってけど、鳥越林道を奥まで走れば、楽して歩ける、標高差も300mで往復で3〜4時間か・・・! ここだ
(という思考回路でこの山となる)
だいたいなんだよ、この名前「かなくそ」って!? 麓に製鉄所があって、「鉱石を溶精するさいに生じる金屎(かなくそ)」が名前の由来という説あり・・・そうか〜でもな〜、
(鳥越林道は舗装されて問題なし、登山口に2時間強で到着)
あれ、俺が一番!? 困ったな〜 ヤブがあるって聞いたので、昨晩までの雨露でべとべとになるな、そうだズボンは雨具を履いていこう、ちょっと肌寒いしちょうどいいや
やっぱりな、笹が登山道に垂れてるよ、よしよし足下に気を付けながら、かき分けかき分けゆっくりと、
途中の林道で猿を3匹、シカを2頭、みかけたので、野獣に気を付けながらね、匂いに注意、(とビビる自分に言い聞かす)
それにしても、なんで 俺が一番なのか、天気は回復傾向なのに なんでほかの人が来ないのか、ちょっと早すぎたか(朝の8時45分)
(取り付きから10分ほど)
あっとゆう間に、主稜線に出たな、馬蹄形コールの途中から合流する道だな
ブナ林だ〜 立派だ〜 まだ緑だが一部は黄葉の兆しがみえて、緑から黄色・・・黄緑色になり始め・・・
いいね、ヒンヤリした空気、新呼吸すると肺に入る「初秋の冷気」がいいね、
奥琵琶湖の北東部はもう日本海側気候なので、ブナ林が当たり前ようにある
植生が違うと、遠くに来たなっていう感じがして、特にブナ林はそれを感じるな
豪雪に耐えて曲がる幹や独特の樹皮、それとわかる葉っぱの形状・・・
そこを流れる空気もうまい、他の樹木より酸素の供給量が多いのか、葉っぱが多いのか、気のせいか
(主稜線を1時間弱、植生を楽しみながら上ると金糞岳に到着)
金糞岳の山頂(1,317m)は展望はそれほどでもないが、そこから白倉岳への稜線は展望が抜群、
振り返って金糞岳を望むと、ゆるやかな山頂、
手前の樹木は「マンサク科マルバマンサク」? 場所が変るとずぱっと同定できないのがなさけない
でもこの尾根が気持ち良い、時々雲が流れて視界が悪くなるが・・・
南に大きく開ける東俣谷、その向こうに伊吹山と琵琶湖か
馬蹄形のコースはこの谷を眺めながらね
いいね、いいね〜 琵琶湖が見えると心が弾む
海もそうだけど、その山から川が流れその注ぐ先が見えるのが良いのかな、
きっと、その大きな自然の流れを眺めるのが気持ちいいんだろうな
稜線の先が最終到達地点の白倉岳(1,271m)だな、きっと、(地図で確認)その稜線の向こうに見えるのは竹生島とつづら尾崎だ
まだ早朝の為か時折り雲がかかり、パラパラと小雨があたる、
夏に伸びたか、笹がじゃま、とにかくジャマ、視界を遮られモチベーションも下がる
視界を遮るわ、上着を濡らすわ、
かき分けかき分け・・・ムム、このササは葉脈が透き通っている?、最近覚えたチシマザサか!?
ブナ林の林床によくあるチシマザサ〜 眼前で初めて気づく、同定出来てちょっとモチベーションアップ(一人で苦笑) やはり日本海側
帰ろかなとも思ったが、あと少しだ、
ササをかき分けて後に、見える大きな展望が気持ち良い(山頂欲を後押し)
白倉岳の山頂、出発から2時間で到着、山頂付近はやはり展望が良い、来てよかった、
タイワンからの外来種のソウシチョウを見た、さえずりが想定以上に美しい
紅葉は[ドウダンツツジ」か、途中でみた「ハナヒリノキ」か、(低木で冷温帯で北日本に多いらしい。いずれもツツジ科。)
紅葉の向こうには濃の山々が見える、遠目ど真ん中の尖っているのは蕎麦粒山(1297m)かなあ、あの山もこの山もいつかは歩きたい
初秋
2022年10月8日[登山] 10月9日[記]
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