南越前 藤倉山【625m】
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新緑をもとめて、2019年5月5日は南越前の藤倉山へ。
麓には北国街道の越前の入口の宿場町、今庄がある。
今庄は、江戸時代の北國街道の宿場町として、京都や近江への険しい山岳地帯の直前の宿場町として栄えた。
本陣や脇本陣などが立ちならび、いまでも当時の面影を残す。
この日も、町屋には家紋の入った提灯が下がり、なにかお祭があるようだ。
登山口は弘法山へと続く、八十八か所の登山口。
きっと、今庄の宿場の人が四国までなかなか行けないので、八十八か所の参詣場所を作ったにちがいない。
短い距離の間に数mお気に石仏が置かれていて、信仰のエネルギーのすごさとそれを支えた今庄の経済力を感じることができる。
さて、
新緑をもとめて、この越前の山へ来たが、予想通りに落葉樹の緑が素晴らしい。
この辺りは、低木はツツジ、リョウブ、カエデ類…
稜線に上がると、極楽橋!?を超えて弘法寺
北側が開けて、どっしりした日野山と越前の緑の山並みが続く。
気持ちよい。
数年前からこの辺りの山は良く歩く。
目の前の日野山、越知山、文殊山、吉野ケ岳など里山、取立山や赤兎山などの白山の前衛の山。
どの山も豪雪地帯、里山は文化の香り、春や初夏の花と新緑が眩しく美しい。
とりわけ、日本海側のブナだろう
いいこちゃん(=なだらかな斜面など土壌条件の良い地に栄える)のブナは、林を形成して独特の景観を作り出す。
なんといっても、透き通る新緑は最高に美しい。
この季節は、あまり注目さらないが、動物の活動も盛ん!?になる
そんな形跡や様子を目の当たりにできるのもこの季節ならではか、生きてるって感じがする。
このコースは今庄駅を基点とした周回コース、
距離で7.5km、
多少のアップダウンがあり累積高差は720m。
最高峰は藤倉山で標高は625m。
北側には越前の山と、はるかに白山!!!が望める。
GWなのでもわっと湿気があって、遠くまでクリアに見通せないが、
目を凝らせば、残雪の白山を見ることができた。
今年もGWで帰省中の息子が、
付き合いよく一緒に歩いた。
親子そろって藤倉山からの展望を楽しむ絵(笑)
白山を指さし
今年は久々にあの山を歩きたいっと心底おもった。
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