南アルプス 烏帽子岳
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■2011年9月8日(木)念願の南アルプス南部へ行きました!!
本当は塩見岳に再チャレンジしたいのですが、一日では到達できません。(泣) またの機会として、今日はその手前の烏帽子岳へ日帰り山歩きです。
今日は純粋にコース案内を致します。
平日、早朝7時に鳥倉林道終点へ、30台ほど停めれますが、もう満車です。やはり前日の晩に入る人が多いようです。標高は1630m、立派なトイレもあります。
林道を30分(案内図では50分)歩きます。 今日は快晴だ! もう深山の雰囲気漂います。
鳥倉登山口です。 シーズンは日に2回、伊那バスならここまでこれます。
登山届をちゃんと出して、さあ出発です。
入口には、中央構造線博物館による地形と地層の案内図が! これがまた面白い。
取り付きは、カラマツ林をゆっくり登ります。 秋はさぞかしきれいでしょう。
カラマツ林を登りきると左に折れて、ゆるやかなトラバースが続きます。樹木の密度が濃い。
まだ、マルハダケブキが咲いていました。この大型の高山植物、結構好きです。
コルを過ぎると、北側の斜面をトラバース道へと変わります。ちょっと暗くて、苔むす斜面を見ながら南アルプスの独特の雰囲気を楽しめます。
ちょっとしたルンゼや丸太の桟道があり、ちょっと足元の注意が必要です。
<左>途中水場があります。 この辺りは仏像構造線といいジュラ紀と白亜紀の付加体の境目なのです。そこの破砕帯から水がもれているのです。 そう考えるのこの風景もおもしろくなります。(私だけか?)
<右>そろそろ飽きてきたころ、2時間半ぐらいで、豊口山分岐(塩川ルート)と合流しますが、この道は今は崩落のために使えません。
ここからは30分弱をじぐざくの道をゆるやかに歩きます。景色も良くなってきます。
三伏峠へ到着!! 日本で最も高い峠らしい。 2615m! 携帯auが使えます。
5〜6人の方が休憩していました。 塩見岳に行くのでしょう。
あこがれのテント場、ここで幕営して、夜の満点の星をみたいのですが…。またの機会に。
すぐに分岐があります。 右に行けば烏帽子岳や荒川岳から赤石岳への縦走コースへ、左へ行けば塩見岳から北への縦走コースへの分岐です。 分かれ道、うう。
すぐにお花畑へ(この季節はマツムシソウぐらい)、その先に???
ガレ場の縁やその迂回路を50分ほど登ります。
振り返ると三伏峠小屋とテント場が眼下に(左のガレのちょっと右)。 その向こうには中央アルプスがど〜んと。
さぁ、山頂です。 2,726m! 林道終点から5時間弱でした。
さぁ、今季最高の大展望です。
正面には、塩見岳、3046m。 かっこいい〜。 山頂には私一人です。(あとで一人来ました。)
ちょっと左に目をやると、南アルプスの北部の山々が!!
このスケールの大きさからくる解放感がこの山域の素晴らしい処です。
甲斐駒、2,967m、花崗岩が美しい。
仙丈ケ岳、3,033m、カールが美しい。
南側は、稜線伝いに小河内岳(2,802m)や荒川三山(3,141m)が繋がっています。
縦走すると気持ち良さそうだ!
北北西にの奥の方には北アルプスがざ〜と!
ズームで、槍穂!!
西側には中央アルプスがすべて見えます。 8月初に歩いた西駒山荘から西駒の稜線も視界に。
東側には、富 富士山が見えました。 さすが南アルプス南部! 近いぞ。
至福の時間でした。 1時間ぐらいまったりしていました。
ふと思いついて、荒川岳に向かって、思い切り 「ヤッホー!!!」と叫びました(笑)。反応なし。(泣)
でも、ストレス解消間違いなしでしょう!!!!! もう空は秋です。
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