比良山系 武奈ヶ岳2024

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5月 山の仲間と比良山系の武奈ヶ岳を歩く。
標高差900m、急坂、快晴、
登り始めは植林地帯だが、急坂を乗り越えて、自然林に入ると新緑が誠に美しく感嘆しながら歩く。
御殿山からは武奈ヶ岳南西稜を歩く。豪雪と強風で高木が育たないらしく、展望がすこぶる良い。
山頂からは比良山系の連続した山波、西は京都丹後の山が延々に続く、
東側は想像を超えて琵琶湖が大きく、仲間との昼飯と青空を眺めながら横になる。

新緑はもちろんだが、初夏の花が緑と青空の下、印象的に咲いていたのでそれを記録。
写真はスマホで歩きながら撮ったので画質が悪い。反省。

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自然林に入り落葉樹の高木が多い中、登山道の谷側で群落を作っていた。
初夏らしい白い小花が密集して咲いているのが印象的。
カマツカ:バラ科カマツカ属
小高木、北海道〜九州の温帯に自生、林縁にやや普通。
葉っぱは倒卵形、やや硬質で細かく鋭い鋸歯、短枝がやや発達し、数枚の葉が束生することが特徴(「樹木の葉」)

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林内の半日陰、高木の足元にあった元気な葉っぱ。
緑の葉っぱ!。草本ながら、これだけテカテカ元気にわさっとしていると、すごい生命力を感じる。
イワカガミ:イワウメ科イワカガミ属
イワウチワかとも思ったら、1茎多花がイワカガミらしい。
花期が終わっているが、茎には確かに花がたくさんあったように見える。 葉っぱが大きいから亜種のオオイワカガミかも知れない。
もう一つは、赤い葉っぱ! これは山頂直下の花崗岩のザレ場にあった。まさに「岩に張り付く、“鏡”のよう」
葉っぱや花後の様子はイワカガミに見えるが
太陽光から葉っぱを守るために赤色でちょっと巻いているのか!?
同じイワカガミだとするとその処を変えた生き方に感動する。

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御殿山(1097m)を過ぎワサビ峠を過ぎると、春から初夏の花盛り。
赤い壺状の花がたくさんあった。実に可愛い。
ドウダンツツジだと思っていたが、良く調べると違うよう。
サラサドウダン:ツツジ科ドウダンツツジ属
低木から小高木、北海道西部から九州の冷温帯・亜寒帯に自生。標高の高い尾根や岩場にやや普通。
ドウダンツツジやベニドウダンに比すれば明らかに幅広く葉脈が凹んでやや目立つ(「樹木の葉」)・・・なるほど。
琵琶湖の北側は日本海式気候に近く、この標高といい自生場所といいこれに当てはまる。

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サラサドウダンと同じ辺りに咲いていた。
しわしわの緑色の葉っぱに、太陽の光を一杯あびてこれから咲くって感じがとても良い!
タニウツギ:スイカカズラ科タニウツギ属
低木、北海道西部から本州の冷温帯に自生。日本海側に多く山地の日当たりの良い場所を好む。
同族他種とは葉裏全体に白い毛が密生(知らなかった)、花ははじめからすべてピンク色(「樹木の葉」)
これはすぐにわかった。この季節で日本海に近くて、ピンクの花、葉っぱが対生・・・でピンときた。

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山頂近くに稜線に出ると高木は全くなくなり見晴らしがよくなる。
この朱色と青空と山の新緑のコラボがとても美しかった。ヤマツツジの仲間なんだろう・・・
レンゲツツジ:ツツジ科ツツジ属
低木、本州〜九州の冷温帯じ自生、高原や山地の草原、林縁、湿地などにやや普通。北日本に多い(「樹木の葉」)
美しが原などの高原地では有名な群落地がある。
ここは群落とまではいかないが、登山道の大きな展望と共にとても印象的な風景の一部として映える。
13年前の秋に一人で歩いて時は紅葉が美しかったが、この季節、新緑だけでなく、初夏の花を想像以上に楽しめた。

もちろん仲間と共に歩き、新緑・展望、下山後の鯖ずしの感動の分かち合いは楽し、仲間シェアいただいた写真と共に
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2024年5月25日[歩き]  6月1日[記]

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