奥越 赤兔山
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2016年5月29日(日)、前回のリベンジで赤兔山です。
加越山地、白山の前衛、三ノ峰から派生する長大な尾根の途中ピークになります。
新緑、野鳥、花など自然の豊かさを体感できるすばらしい山でした。
2016年は今日が林道開き、環境保護費を払って、平家の落人が作ったという小原集落を過ぎ30分の林道ドライブの後に小原登山口に到達。
すでに標高は1,140m、雪深い奥越の奥深く・・・もう深山の雰囲気が漂う。
人ひとりがやっと通れる道、両側からあふれんばかりの緑の洪水。
まだ早朝、日差しもきつくなく、梅雨入り前のこの季節、湿気もそうなく、さわやかです。
ここもまた、息を吸っても緑の空気が肺をいっぱいにして健康によい
太平洋側だと取りつきは植林地帯が多いのですが、日本海側は特に豪雪地は植林が進まなかったのか。
とにかく緑の洪水。
大好きなサンカヨウもこんなに群生していて、どでかい葉っぱが初夏を感じさせてくれます。
野鳥の声も谷にコダマし、立ち止まって惚れ聞きするほど。
まさに初夏を謳歌する鳥たち、こちらにもエネルギーをもらえる。
一時間弱で、小原峠へ到着です。
ここは、北へは加越山地への縦走路、南(右)へは赤兔山、北へは白山への長い道のりが続く。
加賀禅定道、美濃禅定同、そして越前からはこの越前禅定路が白山へ繋がる信仰の路でもある。
赤兔山へは右を取り、等高線が詰まった尾根道へ。
森はどんどん深くなり、ブナの巨木が現れます。
一抱えを超えるブナが林立すす登山道、木々の間から周辺の山々が見え始まる。
標高は1,400mを超えただろう。
まだタムシバが咲いている。
まだまだ、体は復調せず、時間を歩いているが、花は先へ進むエネルギーをくれる。
やや傾斜もゆるやかになり山頂も近い。
豪雪地帯で、最近まで雪もたくさんあったことでしょう。
時々、こんな湿地帯を通ります。
雪が溶け、水になり、カジカの卵が卵を生み、また新しい命が鳴いいる。
こんな高所でどうやって冬を越すのか、土の中で冬眠するのだが、厳しいなぁ、生き抜くカエルは偉い
着いた! 山頂!
2.5時間掛かりました。コースタイムの1.5倍、でも短く感じた。
標高1,628.7m
360度の大展望、東側には越前禅定動の終着点、白山が眼前にある。
白山、別山、一ノ峰… 銚子ケ峰
この景色を見るためだけにでも、この山に来てもいい・・・そう思わせる格別な景色
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