赤坂山【834m】
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2012年のGW後半、天気が良さそうな日はここ(5月5日)だけです。
琵琶湖を眺めに志賀県北部の赤坂山へ。
赤坂山は日本海と琵琶湖の間にある野坂山地にあります。
麓にはマキノ高原があり、冬はスキー、夏はキャンプでにぎわいます。
今日も賑わっていました。
キャンプ場を横目にしながら、尾根筋を歩きます。
登山口までは、富山からきたご夫婦と一緒でした。
富山からここまで3時間らしい。(名古屋からは2時間)
日本海側に近い山にきたんだな〜と改めて実感します。
コースは谷筋も歩きます。 新緑はもちろん、お花も花盛り。
秀逸は新緑です。やはり、この季節は緑がみずみずしい。
<上り 曇り>
<下り 快晴 緑も美しい>
山頂に近づくと、まだ雪が残っています。やはり、気候は日本海側です。
<上り 曇り> <下り 快晴>
この山でよかったのは、稜線歩きでした。
スタート地点は、10頃に赤坂山【824m】、雲の中〜。ここまで2時間。
ここから稜線歩きです。「寒風」という所まではあまり高木もなく、高原状の稜線をゆるやかに道が続きます。
道は2km以上続きます。 最初は雲の中でしたが、だんだんと晴れてきました。(嬉)
ここで11時となり、昼飯にします。天気は完全に回復して、快晴となりました。
日本海が見えます! もうそこに、若狭湾です。
奈良時代、ヤマト王権の日本海側入口として、海産物を朝廷に多く献上した為に、「御食国 (みけつくに)」と呼ばれていたそうな。
以来、江戸時代まで若狭は京都の外港の役割を果たしました。
たくさんの海の幸や塩が野坂山地の谷あいを抜け、琵琶湖から船で京都へ運ばれたんです。
これだけ近いとなるほどね〜と妙に納得できます。
日本海を眺めながらゴロンと大の字になりました。気持ち良い。 寝そうになりました。
あの星印あたりで寝ました。(笑)
さて、わやかな稜線歩きをおえて、下山するポイントが「寒風」です。
まるで海の入江のように琵琶湖の湖岸ラインが見えます。
風が良く通ります。
今日は琵琶湖からの風が気持ち良い。
田植えが始まった田圃と新緑の樹林帯をかけあがってくる風、緑の風。
冬は日本海側から強烈に吹いたんでしょう。「寒風」という名は冬こそふさわしい。
<真東 マキノ方面>
<南東 奥琵琶湖 対岸は遙かかなた…>
<ほぼ南 安曇川三角州 かすかに沖島?>
<真南 大谷山 その向こうに比良山系・・・ 比叡山 京都>
日本最大の面積と貯水量を誇る湖、半端でない大きさです。
やっぱりでっかいな〜。みているだけで気持ちがよい。
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