伊吹山北尾根 登山コース鳥瞰 |
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国見スキー場から国見峠へ。
国見峠〜国見山〜大禿山〜御座峰を往復するコース。
基本的には尾根道で、天気が良ければ伊吹山を真正面に見ながらの快適な歩きとなるでしょう。
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取り付きの登山道 |
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取り付きの登山道は右側が植林帯が残ります。
左側は自然林なので、たいへん良い雰囲気です。
朝早く、6時20分からなので、人っ子一人いません。
幸い雨も降っておらず、天候の回復を祈るばかりです。
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ギンリョウソウ |
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ギンリョウソウ。銀竜草。
ちょっと日陰の湿った腐植土にはえる腐食植物。br>
根以外はすべて白色らしい。取り付きでは結構目に付きました。
しゃがんでみていると、お兄さんが寄ってきて少し山談義。
「これはギンリョウソウはもっと透明に近い」とのこと、それでは一体これはなに?
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ヒメフウロ |
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フウロソウ科フウロソウ属。
伊吹山をはじめ岐阜・三重、徳島剣山などの石灰岩地にはえる2年草。
可憐な花だが、匂いが特有で塩を焼いた匂いがある故、別名「塩焼草」の名前があるとか、におわなかった。
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コアジサイ |
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コアジサイ。
アジサイよりもっと小さい花の集合体。
たくさん咲いていました。この季節にぴったりの花です。
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シモツケ |
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バラ科の低木らしい。
シモツケソウという草もあるようです。
ぱっと見、アジサイかと思いましたがちょっと違う。
淡い紫の花の集合体で、一つの花も結構華やかです。
拡大してみるとわかります。
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緑がいっぱい |
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この梅雨は結構、雨が降ります。
新緑の季節に雨が降ると、緑がぐんぐん伸びてきます。
この道のうっそうとした感じがします。
ジャングルと見間違う?
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ノアザミ |
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もうアザミが咲く季節となりました。
これをみると夏と感じます。
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カワラナデシコ |
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ナデシコ科ナデシコ属。
これはもう秋の七草の一つです。
7月から花期が始まります。
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朝霧と登山道 |
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とにかく今日は朝早かった。
時々、雲が流れてきては山を霧に包みます。
苔むす岩や樹木に幻想的な雰囲気をかもし出します。
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キツリフネ |
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ツリフネソウ科ツリフネソウ属。
山地の湿り気のあるところに生える1年草。
黄色い花が細い花柄の先に垂れ下がる変わった形をしています。
ぽたっと落ちるのかと思いました。
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国見岳【1126m】 |
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最初のピークである国見岳です。
展望は東側(美濃)に開けますが、この日は曇りで、見えません。
国見とは近江と美濃のことだろうか?
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ウツギ |
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常緑低木、房状にこの白い花が咲いていました。
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アカショウマ |
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アカショウマ。
赤色がどこにも見当たらなかったが・・・。
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大禿山を望む |
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次のピークの大禿山です。
まだまだ雲が抜けません。
道を草が覆い隠し、ズボンがだいぶ濡れてきました。
スパッツを持ってくればよかったと反省。
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大禿山【1083m】 |
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国見岳と御座峰の中間地点です。
山頂は西側以外は開けています。
天気が良ければたいそう景色が良いでしょう。
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国見岳方面の展望 |
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振り返ると南側に国見岳と続く縦走路が見えます。
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ホタルブクロ |
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キキョウ科ホタルブクロ属。
名前がユニーク、チョウチン花・トッカンバナとか多くの名前で呼ばれるそうです。
この中に蛍をいれて遊んだことからくる説もあるそうで、審議は兎も角、想像すると楽しい。
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バライチゴ |
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鬱蒼として樹海の中、足元に白い花。
触ると小さい棘があり、いかにもバラ科の植物でした。
花は大きめで見栄えがします。
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縦走路と尾根道 |
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これぞ尾根道と縦走路という感じ。
大禿山を下ると御座峰まではこんな尾根筋を歩きます。
雲も切れてきてさわやかな朝の山の雰囲気です。
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シュロソウ |
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ユリ科シュロソウ属、コバイケイソウの仲間です。
花は暗紫褐色、まだ咲き始めでこれから。
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ササユリ |
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ササユリ、ちょっとピンクがかっています。
この稜線にたくさん咲いていました。
さわやかな風に揺られて、ちょっと眺めながらの小休止。
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最後の登り |
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御座峰への最後の登りです(といってもたいしたことない)。
路傍に花が咲き、なかなか良い。
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御座峰【1069m】 |
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ここから約1kmで伊吹山ですが、ここで止めました。
足元はぐちゃぐちゃ、ズボンは水浸しで登山靴まで水が浸透しています。
ちなみに往復で4回もすっころんでいます。
まったく、ぬかるみと雨対策をせずに出てきた自分に反省しながら、折り返しました。
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出発点の国見峠 |
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近江とみのを結ぶ歴史の間道、戦国時代の武将と子女の哀史、明治・大正の伊吹の野麦峠とも呼ばれた。
塩と絹の道とも呼ばれた草だ。(峠の石碑より)。
日本海の塩や近江の絹製品の通り道だったのでしょう。
一時近江は近江真綿(絹製品)では日本一の生産量を誇りました、美濃からも女工さんが連れて来られた歴史あるのでしょう。「ああ野麦峠」を思い出します。
いまのこの時代、こんな花と緑の豊かな登山道として人が通ります。
この地で修行した教如上人の銅像がたっています。彼は何を見つめているのでしょう。
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