大英博物館!初ロンドン散策

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2008年5月31〜6月1日、晴れ時々曇り。
初めてロンドン、行きたかった大英博物館に行きました!
産業革命以降の繁栄と近年の繁栄。
古くもあり、新しくのある街でした。

テムズ川とロンドン中心街 
イギリスは相対的に経済が好調です。
始めてみるテムズ川。
ピーターパンが飛んでいないか探すのは私だけでしょうか。
ビッグベン 
これがビッグベン。
ウエストミンスター宮殿に付属する時計台で、高さ97m。
ロンドンを代表する建物ですね。
宮殿?
街をあるけば、なにがしかの宮殿にであいます。
勉強不足ですが、これもまたその一つ。
バッキンガム宮殿入り口
今日は、大掛かりの衛兵交代式があるらしい。
中までは時間がないので行きませんでした。
トラファルガー広場
1805年、イギリス/スペインの連合軍がフランス海軍をスペイン沖で撃破したトラファルガーの海戦の戦勝記念広場です。
塔の先には、指揮官であるネルソン提督の銅像がかっこよく立っています。
これにより、ナポレオンが制海権の獲得を阻止したという点でたいへん有名な海戦です。
トラフルガーの海戦
この敗戦はフランス人にトラウマとなっているようで、“ありえない敗北”をトラファルガーという単語を使ったりするようです。
シャーロックホームズ
アルセーヌ・ルパンがシャーロックホームズに挑戦状を送りつける場面でも「トラファルガーの敵討ち」という文面が見られるそうです。
フランスとイギリスの中が悪いというのも、こんなところから始まっているのでしょう。
大英博物館
建物は1847年に創設されたギリシャ様式(意味深)を模したもので、なかななりっぱなものです。
見学費は無料!!です。
エジプトの石の棺桶
エジプトのブースには、戦利品がたくさんあります。
さすがにピラミッドはもって来れませんが、
石棺、なかなか立派です。
石も黒曜石?かなにかの黒光りのする石でした。
ギリシャ彫刻群
ギリシャの宮殿の彫刻群。
損傷がひどく、固めて展示してありました。
が、これも戦利品です。
ローマ時代のビーナス
今にも動きだしそうな写実的な彫刻です。
古代トルコの宮殿
ばらばらにしたものを組み建てた。
アッシリア
メソポタニアに前7世紀ごろまで栄えた大帝国時代の壁。
ライオンがこの時代はその地にはいたのでしょうか。
右が王様とすると、権力の象徴でもあったのでしょう。
ラムセス2世
なんといってもエジプトの収蔵品は世界一です。
古代エジプト第19代ファラオで、紀元前13世紀のころだそうです。
胸より上だけの銅像ですが、見上げる高さです。
いまから3,000年以上前にこんな端整な彫像を造りそれを飾っている、この文化レベルの高さはやはり驚きです。
ラムセス2世横顔
端整な顔立ち、彫の深い横顔、実物より男前に造ってはあるでしょう
が、その時代の人となりがよくわかります。
名もなきお墓の夫婦像
夫婦のお墓らしい。
しっかりと手を握り合い、お墓に入り、それを銅像で残す。
相当、裕福なご家庭の墓だったらしですが、時勢の一端を垣間見れるような彫像です。
ロゼッタストーン
大英博物館、随一の見世物といっても過言ではありません。
花崗閃緑岩からできた760Kgの岩に、ヒエログリフ(古代エジプト語/象形文字)・デモティック(民衆文字)・古代ギリシャ語の3つの文字が書かれています。
この解読の成功により、エジプト文明の解明が進んだと言われています。
この貴重な石は、ナポレオン軍がエジプト遠征の際に学者が持ち帰ったものだそうだ。
ロゼッタストーン文字
鳥・人・鎌?一つずつに意味がある文字はみていても想像が膨らみたのしい。
エジプトにあれば文字の解読ができただろうか?略奪されヨーロッパに来たからこそそれが出来たのか?
ただのデカイ石ですが、歴史の面白さを感じることができるいわくつきの石です。
日本ブース
博物館の上段の方に、日本ブースが出来ていました。
本物の、レプリカもありました。
この弥勒菩薩像など、いかにもヨーロッパ人が関心を持ちそうな格好です。
なにを選んでどう展示するかに興味が沸きます。
[早春の響き」
今野忠一さん、大正時代の日本画家、それも山岳風景画家です。
山形のご出身で、蔵王や月山を中心に山の風景を描いた作品が多いそうです。
日本コーナーのブース前の階段踊り場になにげなく飾ってありました。
なにか強く訴える力のある作品でした。
深く黒い谷に一筋の長い白い滝、はるか遠景に高く白い山が描かれています。
この白と黒のコントラスト、滝と谷の構図。
私はそこに釘付けになりました。
そこしれない、精神性を感じる作品です。
カナリーワーフ
仕事はカナリーワーフというロンドンシティに対抗してできたウオーターフロントにある最先端の高層ビルが立ち並ぶ地区でした。
私はどろくさい仕事をしていたので、この高層ビルではありませんが。
サンドイッチをつまみ、CITIバンクやHSBCなど名だたる銀行のビル群を眺めながら、現代の英国は世界中のお金が集まっている(集めている)のだと思うと、この国のここ数百年間はなかなかすごいと改めて思うのでした。

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