「本読みと山歩き」ベルギーへ

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サントリーオールドの定番コマーシャルソングをご存じだろうか?
「ランラン・リラン・シーラレ〜・オデエ〜エエ〜ウオ〜ハッ…」の哀愁を帯びたBGM
私は土曜日夜17時からのラジオ番組、「Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"」をよく聞いた。
ここでこのBGMを背景に、ちょっと洒落を聞かせて人生を語る、ラジオCM大好き。
TVCFの方が、「父の上京」編や長塚京三の「恋は、遠い日の花火ではない」など有名なものが多いのだが、私はラジオ編が好き。

『♪〜「ランラン・リラン・シーラレ〜・オデエ〜エエ〜ウオ〜ハッ…」
45歳、男性、サラリーマン。
「本読みと山歩き」編。
来年1月初から「ヨーロッパへ行け」と会社の命が出た。
場所はベルギーのブリュッセル、任期は3年〜4年だ。

私は日本で山を歩き、本を読むのが大好きだったのに残念だ。
この一年ほど、山を歩いてはその味わった感動をブログにすることで、いろんな方とたくさんの会話ができ、いままで知らなかった山の楽しさを発見できた、本当に充実したブログ生活だったのに。

“花なんて”とバカにしていた私を触発したのも、ブログだった。
低山から高山まで歩いては写真を撮り、帰宅したら調べ、調べてはブログにアップし、たいへん忙しかったが、本当に面白かった。

“紅葉なんて見るだけ”で終わっていたのに、なぜ色が変わるのか?なんて調べている内に、葉っぱを拾っては持ち帰り、妻や子供に馬鹿?にされるまでになった。
“山でスケッチなんてしゃらくさい”と思っていたのに、スケッチブックと鉛筆は必ずザックにしのばせるようになった。あまりうまく書けないけど。

“本読みと山歩き”はやっぱり良かった。
「八甲田山死の彷徨興亡」、広大な湿原と原野を見ながら八甲田(大山)
「いまだ下山せず」の夏の一ノ沢を歩きながら、雪崩の犠牲者を思った常念岳。
「氷壁」、囲炉裏での魚津氏の思いが蘇る“徳澤園”、重たいザックを担ぎひたすら歩いた上高地。
「山がくれた百のよろこび(中島誠之助さん部分)」高見石に立った時本当に、"緑の風"がさわやかに吹いていた。
「マークスの山」、最後の場面を肩ノ小屋で読み終え、その後北岳山頂からみた景色、強風のせいもあるが涙が止まらなかった。

なによりも、山はやっぱりいい。
何万年も前から悠久の時間をかけて山ができ谷ができ、植物が動物がすむようになり、今がある。足もとの石一つ土くれに万年単位の歴史がある。
一人の人間の時間などとは比べ物にならない時間の結果がここにある。
それだけで、山はもう偉大だ。
この偉大の中にわが身を置く、それだけで十分なのだ。

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最初は、「ヨーロッパなんて!」と思っていた。
「アルプスの少女ハイジ」の“アルムの山”しか思いつかない。あんな世界はアニメの世界で現実ではないに違いない。
仕事は忙しいだろうから、のんびりしたことはできないだろう。

妻に言われた、「そういうことって、ベルギーでも出来るじゃないないの」。
あれ、そういえばそうだな。
よくよく調べると、「アルプスの少女ハイジの世界」はあるらしい。ヨーロッパは日本以上に、登山の歴史と文化があふれれているとも聞く。
家族も一緒だし、仕事はメチャ忙しく遊べる時間は確かに少ないが、時間は作るものだ。このブログだってインターネットーはボーダーレスだ。
ベルギーでも続けれそうだし、時々はアップ出来そうだ。考えようによっては、“本読みと山歩き”はヨーロッパでも少しは出来るに違いない。
人生 楽しくなってきた。さあ飲もう。
〜♪』 曲名は「人類みな兄弟〜夜がくる」(小林亜星)
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2007年12月17日[ブログ掲載] 2026年3月1日[HP移転]