バンシュのカーニバル

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カーニバルの季節です。
繁華街はカーニバルの雰囲気がただよっています。
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カーニバルといえば、リオ・ニース・ベネチアなどが有名です。が、
ベルギー南部、フランスとの国境近くにある「バンシュ」 という街で、ヨーロッパでも指折り有名なカーニバルがあります。
2009年2月22日(日)から3日間開催されます。
この小さな町のこのお祭り、600年以上の歴史を持ち、冬の寒さが最も厳しいこの時期、春の訪れを待ち望む人々が、今年の豊作と無病息災を祈りつつ、謳い、踊り、騒ぐという本来のカーニバルの原型が残っているようです。
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メインイベントは、24日(火)で「ジル」と呼ばれる道化師が1mほどのダチョウの羽をのせ木靴をはき胸にベルを下げて、独特のステップを踏みながら、オレンジを群集に向って投げますが、残念ながら今日はそれはありません。
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通りのあちこちで、いろんなグループが太鼓をドンドン・ドンッドン・ドーンとビートを利かせてたたき、仮装をした人々がステップを踏んでいます。なぜか奥にドナルドダックが。
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兎も角、いろんなコスチュームがあります。グループ毎にテーマがあるようです。 これは、“カード”でしょうか?太鼓ではなく、オルガンが音楽を奏でています。
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左はトルコ?右はスペイン?なぜか、ピノキオのおじさんが。
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これは“黒人がチキン”を持って。。。、なにか曰くがありそうな仮装です。
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“王様とお姫様”のご一行でしょうか。
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“貴婦人”です。ポイントは男性(はらの出た)が仮装していることでしょう
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中世の衣装をきている青年や仮面をかぶったおじさんもいます。 森に閉ざされたあの時代、悪魔の化身が始まりのようで、仮面をつけることで人間が神へと変身できるツールでした。貴族に広まってから、装飾性や芸術性が加味され、発展してきたようです。
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これは、???
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“アヒルの軍団”!
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共通しているのは、みんなが“楽しい”そうなことです。 春を迎える喜び、という趣旨がそこにある。
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せかっく来たので、街を少しあるきます。 ここにも城跡がありました。こんな田舎にも、領主は領土や領民を守るため要塞を築いたのでしょう。 もう使われていない要塞、その向うの通りで、人人が脈々と受け継ぐ春を呼ぶ祭りがあります。
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おもしろいことに気がつきました。家という家に金網で窓ガラスが覆われています。 明後日のオレンジ投げでガラスが割れないように、こんな工夫をしているのです。
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祭りは文化そのものです。 このカーニバルのように人々の仮装はいろんなものがあり、こっとそれは長い歴史の結果、姿を替えながら続いていくのでしょう。 年月が経っても変わらないのは、季節が冬から春に変わるとき、陽が長くなり少しづつ暖かくなり、人々はそれを喜び、謳い踊り、はしゃぎ、オレンジを投げあい。。。
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このお祭り、2003年ユネスコの無形文化遺産に登録されています。

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