ヤッホー
現在地:空と雲と山歩き>山で思うこと>ヤッホー
■私版「山がくれた百のよろこび」23■
鈴鹿山地の御池岳、山の仲間 総勢5で「ヤッホー」と叫んだ。一人ではなかなか出来ないが、「皆で叫べば怖くない」(笑)
「ヤッホー」とはなんだろう、諸説あるが・・・
昭和初期に活躍した登山家の『加藤文太郎の「単独行」における彼自身の山行報告を読むと、何か所も、「エホー」とある』とあり、
「エホー」が、より声が遠くまで届く「ヤッホー」に変化したとのでは・・・説を、ブログ友の「さすらい人」が想像していて、その説を支持したい。
そして「エホー」の語源は、欧州人が良く使う「Echo!(エッコ―)」から来たと予想する。
欧州駐在時代に職場で調査したら、西ヨーロッパ人(ドイツ人〇、フランス人〇、スペイン人〇、スエーデン人〇、イギリス人?、ギリシャ人△)はエッコ―だ答えたから。ちなみにエッコ―とはギリシャ神話に出てくる木霊の神様のようだ。
そんな不思議な発声を久々にしたことになる。
日本では小さい子供は何処で覚えたのか、喜んでこの言葉を叫ぶが、大人が叫んでいるのを聞いたことがない。
でも、山を歩いていて、鳥のさえずりなどが山々に木霊(こだま)するのを聞くと、心の中で叫びたいと思っていた。
山の仲間との山行、御池岳の見晴らしの良く紅葉が美しい谷間・・・とても気持ちが良い。ムラムラと気持ちが込み上げてきたので、思い切ってみんなを誘ったら同意してくれた。
「ヤッホー〜〜〜〜〜!」 隣を通ったおじさんが微笑んでいる。
最高に気持ちが良い! 会社でも自宅でも、大声で叫ぶなんてない。
きっと、気持が良い時に叫ぶというのは、動物の本能なのだ。
なにかを達成したぞという高ぶった気持ちを体内から表に出さねばならないに違いない。
脳細胞が活性化されていく、アドレナリンのような神経伝達物質が脳内で発生しているに決まっている。
快晴の伊吹山 上平寺ルートを一人で歩く。とても気持ちが良い。
誰もいないので、一人で「ヤッホー」と大声で叫んだ。もう、一人で叫んでも「怖くない」。
2022年9月17日[記]
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