あいち“ツウ”リズム ガイド講習

空と雲と山歩き>森歩き>あいち“ツウ”リズム ガイド講習

画像

愛知県の魅力あるエリアを、もっとアピールしようと、愛知県が有料ガイドを育成する講習をやってくれた。
2021年に始まり、そのフォローアップが2023年度にあり、モニターツアーを3回実施した。最後が2024年2月。
普段はボランティアガイドとして年間500人程度の方と会話して、それなりにガイドには自信があった。
が、「有料ガイド」前提であることでプロの指導を受けると、その視点は全く違うことを勉強させていただいた講習だった。
写真は楽しげに見えるが、同行しているのは・・・主催の愛知県観光課の方、その委託を受けた「羅針盤」社、「リクルート」社、「またたびの社」社。
楽しい山歩きではあるが、プロの目が光っていた。

画像


最初のモニターツアーのパフォーマンス評価・・・1から5までの5段階

全17項目の内、3評価が9つ、4評価が5と続く・・・「3」段階目は普通!?だとすると、「まあまあね」ということか!?
本人もダメだなと思ったのは、「ゲストを名前で呼んでいるか」「メンバー全員への平等な声掛け」「WOWな発見のサポート」「意外性のある話が出来ていいるか」だった。
動植物、地形や地質の不思議を伝えて自然に興味をもっていただくというコンテンツにエネルギーを費やして、
ガイドツアーそのものを「楽しんでいただく」としいいう視点に欠けていた。

画像

画像


プロからの指導で、コンテンツそのものも見直した。
春日井市観光課の方にも相談して、山の歴史や郷土史について文献も調査して、内容に追加した。
全員が参加できるように、クイズ形式にして、楽しく解説できるようにもした。
当日のエネルギーをゲストとの会話に注力できるように、事前にどこでなにを話すのかを大まかに決めた。

サラリーマンを長らくやっていると、だんだんと上司に叱られることもなくなってくるが
まったく違う世界では、その道のプロに指導を受けることが出来る。それも指摘は納得がいくことがほどんど。
こんな事が出来て幸せだなと思いつつ、出来るだけ見直した。

画像


2024年2月に再度モニターツアーを実施。
今度は一般の方にも参加してもった。天気にも恵まれた。
普段はさえずりしか聞かない、シジュウカラも姿を見せてくれた。
山頂からの景色もまずまず。
クイズも10問用意、ガイドにとっても説明タイミングの良いマイルストーンになって、ペースメーカーの役割を果たしてくれることに気づいた。
なにより、ゲストとの会話に時間をとれたのが大きな成果だった。
なにより、ゲストの反応がうれしい。普段から歩いている山だが、とても新鮮だったというコメントなどを聞くと、単純に励みになる。

画像


パフォーマンス評価も上がった。
4評価が5から10個へ、5評価が1から2個へ増えて、3評価が9から4個へ減った。
一番うれしいかったのは、「ゲストがあらたしい発見をすることをサポートできているか(WOWは体験)」が最高評価になったこと。
有料であることのゲストの喜びはここかもしれないと思っていたので、うれしい限り。
まあ、最後だから、甘めにつけてくれたのかも知れないが、自身の体感としても良くなったのは事実。
ただ、「ゲストを名前でよんでいるか、ガイドも名前で呼ばれているか」の評価が2であることに進歩がない。
確かにこの点は、アイスブライキングを通じた後に、これで出来るようにならばと次回に活かそう。
長らくの講習会も終了。
この講習期間中に純粋なゲストの案内もできた。みろくの森の新しいホームページも作った。
自然の不思議を知ってもらう、そして「自然へと誘い、本来の人と自然の繋がりを体感する。目標100万人。」という壮大な個人的試みの第一歩
あわてず騒がず、ゆっくりと進めていきたい。

2024年4月20日[記]

現在地:空と雲と山歩き>森歩き>あいち“ツウ”リズム ガイド講習