猿投山【629m】

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2007年10月13日(土)、晴れ時々曇り。
久しぶりの近場の未踏峰!?を歩きます。
東海自然歩道に組み入れられたハイキングコース。
古くからの信仰の山でした。

猿投山 
この猿投山は、第12代景行天皇が、伊勢へ行幸の途中、飼っていた猿の悪戯が過ぎ、天皇の怒りをかって生みに投げ捨てられたことが由来の山です。
木曽山系の南西端でもあり、古代から近世にかけ霊峰として有名の山となっています。
秋晴れの自然林の中を、歩きます。

猿投神社
麓には猿投神社があります。
祭神は景行天皇、大碓命(日本武尊の双子の兄)と垂仁天皇です。
古来より武家の多くの信仰が厚く、南北朝時代や徳川時代を通じて信奉されてきました。
三河の国、三ノ宮。
東海自然歩道
当山道は東海自然歩道の一部で、たいへん整備されています。
ある程度、自然を残しながら、必要最低限の道を造ったという感じ。
さすが、環境庁!
この遊歩道は、東京の「明治の森高雄国定公園」から大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ、全長1697Kmの自然歩道なのです。

巨木信仰
時々そそり立つ、巨木に出会います。
巨木信仰2
巨木は存在そのものが、人々の尊敬の対象となり、根元には賽銭が置かれています。
ここでは、そんな木が散見された、民間信仰の厚さが伺えます。

カエル石
山塊が花崗岩で、巨石も露出し、古来から信仰の対象になっているようです。
カエル石、「古代の磐座(神社の本殿)」と言われています。

御船石(おふないし)
「大碓命が乗ってきた船が石になった。」と言われている。
双胴船を思わせる巨石ではある。
沢歩き
道は尾根道を歩きが主ですが、時には沢沿いルートもあります。
単調になりがちな雑木林の小路にバリエーションを持たせてくれます。

弥勒菩薩 途中の古いお寺さんの参道には、はっとするような弥勒菩薩がなにがなくあります。
そう古くはなさそうですが、これも地元の信仰の厚さを感じさせます。
半跏思惟のお姿は何を思案なさっているのでしょう。


東の宮
山腹には、東の宮と西の宮が山頂を囲う形で鎮座なさっています。
これは東の宮です。


西の宮
この奥には、大碓命の墓があります。
景行天皇陵はりっばですが、それに比べれば相当、差があります。

石段
お宮へは石段も整備されています。
江戸時代には、きっとたくさんの参詣者が歩いたことでしょう。
今はこの石段もこの通り崩れていますが、耳を澄ませば当時の賑わいの音や人々の息遣いや足音が聞こえてきそうです。


猿投山山頂
北側は眺望は開けますが、今日は霞がかかっていました。
老若男女で10人ほど、若い女性のハイカー達もいたりして、地元に愛されている山なんだと改めて思います。

猿投神社 大祭
今日は、お祭りがあるようです。
子供の大人も一緒になって神輿の練習をしています。
時代が変わっても、まだまだこの山の信仰は続いているのだとなぜかほっと安心するのでした。


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