霊仙山【1,094m】

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2012年4月8日は天気が良かった! 鈴鹿の北端、伊吹山の南、琵琶湖の東にある霊仙山を10年振り?に歩きました。
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米原ICを下り、 榑ヶ畑(くれがはた)が登山口です。10台位が停めれるのですが、私の最後くらい、人気がある山です。(それどろこか、帰りに見たら路肩にずら〜と車が50台はいたでしょうか!!?)
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ここには第二次世界大戦までは50戸ぐらいの村があったそうです。今は、廃村。
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石垣は苔むしていますが、焼酎の瓶や陶器の破片などあり、生活の跡がまだ残っています。 なにをしていたんだろう。 戦前までは炭焼きで生計を立てる集団が近江にはたくさんあったそうです。この村もその一つかもしれません。 石油が燃料の主力になると、炭の需要が減り、きっと住む人もへっていったんでしょうね。時の流れを感じます。
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廃村を越えると営業小屋があります。 行きはまだやっていませんでしたが、帰りはおばちゃんがいました。 立ち話をしたら、土日でお客さんの予約があったとこきだけ営業しているとのこと、谷の水で冷やしたビールが旨そう。
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20分ほどで、汗拭き峠、ここから谷を離れ稜線を高度を上げながら歩きます。
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700mを超えるあたりで、残雪が出てきます。雪融けと粘土質の登山道でぬるぬるの泥沼道と化しております。
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(帰りはたくさんの人とすれ違い、人の踏跡で更にどろどろに、あっちこっちで人が転んで泥だらけになっていました。そうとう危険でした。) 800mを越えるあたりで樹林帯を抜け、青空の下を歩きます。
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山頂周辺は高原状になっており、カルスト地形を見ることができます。 お虎ヶ池、霊仙神社があります。ここも、ドリーネに水がたまった跡だそうだ!
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この辺りからは雪道となりますが、さくさく気持ちよく歩けます。(伊吹山北尾根の腐れ雪とは大違い)
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むむっ!?奇怪な穴が! なにかわかりません。(笑)
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まずは、経塚山へ向かいます。 ず〜と カルスト地形です。 この山なぞ、針の山のよう。
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<あまりに静かで鳥の囀りが美しかったので、YouTube動画にしてアップしましたが…鳥の声が良く聞こえません(泣)>
さて…
その西側に目指す霊仙山があります。登り返し。 ほとんど人を見かけないのです。気持ち良い。
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約2時間半で山頂です。 誰もいません。 向こうに琵琶湖が広がっています。
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7世紀に役の小角(えんのおずの)が開山して、8世紀に東大寺の末寺、霊仙寺として建立された言い伝えがあるそうです。いずれにせよ、このカルスト地形にはなにか、潜んでいる気はします。
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歩いてきたカルスト地形を見下ろす。
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本当は、この山の西南稜を歩いて、福寿草など春の花を愛でながら下る予定でしたが、この雪ではそれも期待できず。
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伊吹山が一番近くにみえる経塚山(針の山:笑)へ再び登り返して、そこで昼食とします。 ちょっと風があり昼寝は出来ませんが、まったりと…
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