ジュラ山脈 レーティ山【1,393m】

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■2010年11月11日のベルギー休日(第1世界大戦休戦記念日)と会社休日を利用して、12日から13日まで1泊2日で会社の同僚とスイス側のジュラ山地へ行きました。
翌日は晴れることを信じて、嵐の夜に山上のホテル(Weissenstein Hotel)に宿泊。 
翌日、不安定な天気でしたので、本来狙った山とは違う近場のレーティ山へ(安直)山歩きをして来ました。
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地図の左から中央上までがジュラ山地で、スイスアルプスの核心部は地図の中央下部から右になります。 Roti(レーティ山)は中央上に位置して、150kmほど真南にアルプスを望むことになります。
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ホテルは既に標高1287mに位置し、100年以上前からこの山にたつ老舗ホテルです。 嵐の夜に到着しているので、ほとんど宿泊客はいません。
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ここはジュラ山地ですがスイスの北端に位置するドイツ語圏です。英語も通じず、食事の注文にも苦労しましたが、なんとか豚カツとワインを食することができました。
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翌朝は、風がすさまじく強かったですが、なんとか雨は降っていません。 近場のRoti山へ行くことにします。
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あの丘の向うに山頂があります。 ぐるっと廻って往復5kmほどの(楽勝)道のりです。
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本当は、西側にある写真再奥の山(約1500m)へ行きたかったのですが、雲が時々引っかかるかの山より、標高のより低い(安直山歩きが出来る)Roti山を選びました。
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牧場の間を縫って、本当にスイスはちょっとした平地があればそこを牧場にしてしまいます。 ここももう、冬支度で牛や馬の放牧はしていませんが、夏ならたくさんいることでしょう。
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落葉樹はもうすっかり、葉を落とし、冬の準備ができています。
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冬薪用でしょうか・
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稜線左の展望が開けると、ジュラ山地特有の石灰岩の崖が望めます。
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雲がビュンビュン谷間を流れ、崖を駆け上がります。 雲の流れが高度感を際立たせてくれます。
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美しい“ブロッケン現象”!!! 崖をこわごわ覗いていると、ちょうど太陽を背にすることとなりました。 
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ほどなく、山頂になります。  レーティ山【1393m】、山頂は吹きさっらしで、吹流しが真横で微動だにしていません。 いかに強風が継続して吹いているか。 幸い温度がそう低くないので、なんとか耐えることができます。
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さて、展望は。
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西側は奇景のジュラとその向うに黒い森(ドイツ)。
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東側は、ビール湖、その向うにうっすらとヌーシャテル湖がジュラ山地からの水を湛えています。
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真南から南東にかけて長大なスイスアルプスがどか〜んと見ることができました。  残念ながら、太陽が正面から出てきているので山がかげりちょとだいぶ写真映りが悪いです。
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ズームで、このあたりがスイスアルプスの中央部!
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この大きな3つの凸凹は、左からWetterhorn(3692m)・Schreckhorn(4078m)・Finsteraarhorn(4227m)
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さらに3つの凸凹、左からEiger(3970m)・Monch(4107m)・Jungfrau(4158m)
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強風が吹き荒れる中、しばしの間言葉もなく同僚と2人でただただ、眺めておりました。
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戻る頃には、天候が回復しはじめ、青空が覗いていました。 秋の雲が高く。
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【追記】 ホテルからも眺望も見事でした。朝はどんよりした雲がアルプスを覆っていましたが、時折見せるその雄姿は忘れがたく。
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