納古山【633m】

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2014年2月23日は晴天だ!

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2週連続週末がなく (泣)  
……… 久々にストレス解消を目的に展望の山を歩きました。
この山は飛騨地方の入口にあたり、山頂からは木曽や飛騨や加賀の山々が良く見えるのです。
南側は、眼下が飛騨川で、蛇行しながら南下して木曽川に合流し、濃尾平野へと続きます。

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美濃加茂市を少し北上し、飛騨川沿いを走ります。
林道手前に諏訪神社があったので、お参りしました。 その神社の横手から、未舗装の林道を少し登ったところが登山口。
登山ルートは初級コース(植林)と中級コース(尾根で岩岩)がありますが、迷わず中級コースへ。

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上り始めは植林地帯の谷沿いで、あまり面白くありません。
倒木も目立ちます。
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今時のかわいいマーク!? 
通常のマークは登山道上に安全の為にあります。
これはそこからも外れ、展望の良さそうな岩にペイントされていました。
マークはかわいいですが、いたずらに変わりはありません。

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植林の谷沿いを少し歩くと、尾根に出ます。
花崗岩の岩山なのでしょう、時々岩をがしがし手でつかみながら歩かねばなりません。
天空岩、空に聳えたっているよう。

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天空岩から、
岩に座り、空に足を放り投げ、暖かいお茶をの飲みながら ・・・
東側の美濃の山々を眺めます。
  あゝ   静寂の世界。

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飛騨の入口ですから、雪が降るときは降るようで、まだまだ残る道もあり、凍ってあぶない箇所も。
この山を愛する人でしょう、ピッケルで凍結した氷を砕き、登山道を整備してくれているおじさんがいました。
感謝感謝

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久々の山歩きにハアハア言いながらも、山頂へ到着!
標高はたったの633mですが、360度の景観であることが、この方位版からもよく分かります。










山頂からは、うわさ通りの展望に感激しました。
東40kmには中央アルプス最南端の恵那山(2,191m)、左に中央アルプスが続きます。
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北東40kmには木曽の御嶽(3,067m)、いつもより近くに見えるので大迫力です。
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御嶽の隣、北北東60kmに乗鞍岳(3,026m)
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乗鞍の左に雪の峰峰が覗いていますが… 
山頂では穂高や槍だと山座同定で賑わっていました。(笑) 確かに、よ〜く見ると先のとがった山があるようなないような。
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北60kmには加賀の白山(2,702m)
遠くから眺める山では、この山が一番好きなのです。
なだらかな山容は懐の深さを、どこまでも真っ白な様は穢れない神聖さを醸し出しています。
空に溶けて行きそうな、危ういたおやかな白さが魅力的。
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大展望の景色や、山々を眺めていると・・・
自然の大きさ、つまり時間と空間の深さと広さを意識すると、自分の小ささに気がつきます。 広い視点でものを見て、足元の一歩に注意することに気がつきます。
忙しい時こそ、時間を作って、大自然を堪能するのは大事だな〜〜〜〜〜〜と思う訳です。

2014年3月2日【記】

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