各務原アルプス 城山【265m】

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みろく山から岐阜方面を眺めれば、入鹿池の向こうにポコポコした山波が見える。
写真では、一番奥が美濃の山々、その手毎の山波・・・一番左(西)が金華山で山頂に岐阜城がある、その右(東)に凸凹して連なるのが各務原アルプス。
この山波はほぼ硬い岩質で知られるチャートの山々。
万年単位の浸食で残った姿がこれ、今回は一番東のはずれ木曽川に面した城山周辺を馬蹄形に歩く。

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チャートの山の印象は稜線に出るまでが急登で、稜線は軽いアップダウンがあるが軽快に気持ちよく歩けること。
各務原アルプスはそんな特徴が良く出ている、地元に愛されている山。
今回は勝山〜明王山と歩いて最後の城山とというコースで、反時計回りに歩く。
植生は尾根沿いは、モチノキ科のソヨゴが多い。水が少ない尾根沿いでも太陽を求めて常緑の葉っぱを元気に広げる。
この季節は赤い実と常緑の葉っぱとのコラボで良く目立つ。

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尾根上のちょっとした岩場でランチ。
会社でもらったインスタントラーメンとコンビニで買ったおにぎりにデザート(ベイクドケーキ)、
家で食べると普通の味だが、山で食べると美味い。といつも思う。
通りすがりの方と何気ない会話、同じくYamapを使っているようだ
近くにいると「ピヨピヨ」と音が出るそうだ。そんな会話もなにげに楽しい。

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馬蹄形のコースの中間、明王山辺りかが折り返し点、左から来て右へ最後が城山となる
コース全体が見渡せる。
しばらく眺めていると、枯れ木につつく音がした。コゲラだ。
キツツキ目キツツキ科、里山でもよくみかける 日本では一番小さい キツツキ。
冬は落葉樹が落葉する分、山の中も情報量が少なくなって普段見えない鳥もよく観察できる。
小刻みに枯れ木を突く音が山に響く。

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最後のピークは城山、木曽川にチャートが浸食されていて、断崖のとなる。故に展望が良い。
山頂に展望台、戦国時代は猿啄城(さるばみじょう)があったらしい。
木曽川はさすがに硬いチャートをも削り!? 濃尾平野へ流れ込む。
この山城も尾張と美濃(東濃)に睨みを利かせていた。
木曽川の向こうもチャートの山、その向こうは、ホームグラウンドのみろく山かなぁ。

2022年1月16日[登山] 1月22日[記]

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