甲州 岩殿山【634m】

空と雲と山歩き>山歩き>甲州 岩殿山


画像

2019年2月1日(金)は遠出をして、山梨県の岩殿山を歩いた。東京で翌日に、「山の自然クラブ」の勉強会の予習。
知っている人は知っている知らない人は知らない(あたりまえか)、地形的にたいへん面白い山です。 
説明のベースは『自然を読み解く山歩き』(小泉武栄先生)。

画像

画像


大月駅から歩いて行ける。安直登山。 
深い渓谷を作る桂川を渡り、この先の猿渡では川幅が狭くなっており、非本三大奇矯の猿渡橋がある。地質的におもしろいらしい。
見るからに岩山・・・どんな登山道が付いているのか、怖い
この山の山頂近くには、岩殿山という武田家に仕えた武将の難攻不落の城があった。こんな岩山に!

画像


前日夜に関東地方の南岸を通った低気圧の影響で、この辺りも雪景色、今朝はまだ残っている。

画像

さあ、岩山然としてきた。

画像


この岩は、ぱっと見は「花崗岩」ですが、実は「礫岩」です。
礫岩は山から運ばれた土砂が長い年月をかけて固まった岩、泥と粘土と河原の石が混ざっている。
火成岩、変成岩、堆積岩の内、推積した石。

画像 画像 画像

マニアックな説明は止めて(笑)・・・

画像


山頂までの道は、岩錐の斜面をあるき、切り立つ岩の直下からは、岩の尾根筋をジグザクのつづら折りで一気に高度を上げます。 
どんどん大月側の景観は良くなりますが、どんな景色かは最後に

画像


山頂近くは、真っ白な雪で、平日であることもあり 人も少なく 気持ち良い。

画像


さて、この山の成り立ち
100万年前に伊豆半島(島)が関東にぶつかって、今もギュウギュウ本州を押し続けているわけですが、
600万年前ににも丹沢山塊(島)が関東山地にぶつかった。間に細長い海があったらしく、そこには山からの土砂がたまって、長い時間をかけて岩となります。 

画像


それが徐々に押されて隆起して、登山口前の桂川に削られて、この岩山となったというのです ! と、結局、マニアック(笑)
山頂近くの本丸跡からの景色です。
眼下に大月市、手前に桂川が深く渓谷を刻んでいます。 20Km先には富士山が、美しい〜〜〜〜!
画像 画像

「大月からの富士山は日本一美しい」との看板がありました。
あまり山からの富士山は見慣れてませんし、これが日本一かどうかの比較できませんが・・・「美しい」ことに間違いなし。
画像 画像



現在地:空と雲と山歩き>山歩き>甲州 岩殿山