生駒山【642m】

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大阪の友人達との宴会の翌朝(2018年1月28日)に、生駒山を歩いた。
大阪と奈良の県境に屏風のように横たわる生駒山地の主峰。 
日本書紀における神武東征の一節にも記録されている。 それ以上に、私には生まれてから大学まで過ごした大阪のどこからでも見ることができる、故郷の山。

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近鉄電車の石切駅、石切神社上之宮から歩き始めます。 辻子谷コース。
このコース、石仏のお堂が88設置されています。
弘法大師と四国八十八ヶ所のお寺のご本尊を模した石仏が祭られる。
これは、第三の札所、金泉寺釈迦如来像(左)

それなりの歳になってくると、信仰心が湧いてくるのか、お堂の前で手を合わしながら歩きます。
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明治時代にはこの川沿いは水車による製粉(薬)業が盛んで、最盛期は40機あったらしい。 大阪は製薬会社(武田、田辺…)が多い。こんな山奥に立派な家があるのもそんな歴史があるのかもしれません。

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山腹には興法寺という、立派な寺。役行者が開基し、弘法大師空海が諸堂を整備したと伝説される寺院です。 こんな山の中に…立派なお堂があってびっくりします。

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お寺を超えると自然林の道。古から峠越えの道ですから、石畳。


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ゆっくり歩いて2時間弱ほどでスカイラインに出て、山頂にある遊園地に到着します。
この山地は稜線をスカイラインが走り、山の山頂に遊園地がある! 俗化された!?(笑)山頂部です。
この遊園地は、学生時代にバイトしたことがあって、私には思い出の遊園地。冬は休業。

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<昔はジェットコースターで、誰もこない雨の日に、深刻顔の女性が一人乗ってきた…怖かったなぁ>



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<当時アイドルの森尾由美が営業で歌ってました…懐かしい…>

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一等三角点も遊園地の子供用トロッコ電車の敷地内にあり、タッチ出来ません(笑)

話題がそれましたが、展望はなかなか良い、今日は曇りでしたが、それでも
西側は、私の故郷・大阪神戸がど〜んと見えて、六甲山がかっこよく浮かび上がっています。
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ちょっと南へ視点を動かすと、天王寺周辺まで視界が開けます。大阪市の全体。
こうやって眺めると、大阪も高層ビルが北から南まで増えました。
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北側は京都方面、左に愛宕山・右に比叡、間の盆地が京都市です。
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山頂には関西各局のTVアンテナが林立してます。これも昔からの風景。
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大阪の小学校や中学校の校歌には、この生駒山やちょっと南の金剛山が歌詞に入っていたものです。
私の母校の小学校も例外ではなく。 思わず、それを口ずさむ そんな山頂でした。

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