大比叡

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2015年3月22日(土)、ひさびさの山歩きでした。
大津市と京都市の境にある大比叡です。標高は848m。 大津市側の坂本から歩きました。
出発は日吉大社、およそ2100年前崇神天皇七年に創建されましたお社です。

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全国3800余ある日吉、日枝、山王神社の総本宮。東宮本殿は国宝、日吉造りという独特の造り方。

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朝のお勤めの時間らしく、静かに神社関係者が神様に参拝する姿を見ながら、こちらも山歩きの安全をお祈りして出発です。
比叡山の山の神でもあります。

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比叡山の有名な修行に、「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」という荒行があります。
出発点はこの日吉神社で、比叡山をぐるっと廻って、一日30kmを255ヶ所の霊場をまわるそうです。


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私は最短コースで直登ですが…とても一日にこんな山の中を30kmも歩けません。
獣道もあり、コースは不明ですが、きっとこんな道も歩くことでしょう。
千日といっても連続して3年間という意味ではなく、7年間をかけて通算1000日の間行なわれるそうです。
山歩きのコースは基本植林されて荒れた道が多く、あまり楽しい道ではありません。
ただ、谷を吹く上がる風と春を喜ぶ鳥のさえずりが心地よかった。
約2時間弱で、比叡山延暦寺の根本中堂に到着しました。

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比叡山延暦寺は、最澄によって開かれていますが、日本天台宗の基礎を築いた円仁、円珍、融通念仏宗の開祖良忍、浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞、臨済宗の開祖栄西、曹洞宗の開祖道元、日蓮宗の開祖日蓮など…高僧を排出しました。 日本仏教の聖地の一つです。
この根本中堂は、国宝なのですが、一番見たかったのは「不滅の法灯」です。
最澄以来、1200年間 消えることなく 光り続けています。 
信長の焼き討ちの際に一時的に途絶えてようですが、分灯していたお寺から復活させたようです。
薄暗い本堂の中に灯る3つの法灯、それはそれは神聖な雰囲気が漂います。
如何せん、ここはドライブウエイが通る道、観光客に混ざってざわついてはおりますが、それでもなにやら独特の雰囲気があります。
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根本中道を過ぎると、まだ植林地帯を歩きますが、それも時々現れるご廟や石塔は、数百年はあろうかと思われる大木を伴い、このお山全山が霊場であることを再認識します。

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東側に黄砂?花粉に霞む琵琶湖を眺めながら…

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北側には、まだ雪をいだく比良山地を眺めながら・・・





やっとの思いで、山頂に到着です。 一等三角点、848mです。
比叡山の美称、大比叡。 琵琶湖の湖畔の坂本の街から標高差750m、久々の歩きで結構タフでした。
展望もなにもない、場所すらわかりにくい山頂です。 
  でも、仏教の黎明期に名だたる高僧が、千日回峰の修験者の足音や息遣いが聞こえるお山でした。

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