アルデンヌ山地の丘歩き

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■2009年3月12日 一年振りのアルデンヌをトレッキング。 名前の無い丘をピークハント??。
今日は、先週の森の花探しの延長で、ドイツとの国境にそびえる???アルデンヌ山地へでかけました。
1年前にもマルメディという街からのコースを歩きましたが、ここはその更に奥のHautsSartsという山(丘)を歩きます。
牧場を抜け、渓谷へ下り、樹林帯を渦巻状に通って、名もない頂上部(580m)へ至る、ゆっくり歩いて3時間コースです。
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スタートは教会です。Thirimontという小さな村ですが、教会スタートのコースは本当に多い。
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このアルデンヌ山地はベルギーとドイツとの国境に横たわる大きな丘陵地帯です。 褶曲山地でないため、いわゆる“山”はありません。 丘陵が幾十にも連なり、樹林帯と牧場や渓谷がまだらになっています。 まだ時期が早いのか、マイナーなコースなのか、ほとんど人と遭遇しません。
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村の家々はみなこぎれいで、こんなツリーハウス?があったりしました。 こんなところの子供はのびのびと育つのだろうな。
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村道の路傍には“スノードロップ”(先週「つれづれ」さんに教えてもらった)を結構みかけます。 ヒガンバナ科で、ヨーロッパ原産、ヨーロッパでは古来より春を告げる花としてしたしまれているようです。
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村や牧場を抜けると渓谷に下り始めます。 大勢の人が河原でなにかをしており、とある少女がこちらに向って大きな声を出して手を振っています。 後ろを振り向いても誰もいないし、たぶんドイツ語なので何を言っているかも分からない。 私を誰かと間違っているのか?とりあえず小さく手を振る(笑)。
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この広大な牧場には、生け垣のようなものがあり“ハンノキ”でしょうか、やたらにこの花が目に付きます。
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途中に岩場があり、珍しいので覗いてみました。 縦に薄く鋭利に割れるこの岩は?
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谷に下りてきました。小さな渓流が、いい感じの流れです。
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渓谷に春の花でもないか探しましたが、見つかりません。まだまだはやいのか、もともとないのか。 谷沿いを歩きます。ここでやっと、トレッカーひとりとすれ違いました。
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樹林帯を登り始めます。スギやヒノキの植林帯?と思われます。木漏れ日がなにやらいい感じです。 日本の手入れされていない植林帯は日差しがはいらずくらい雰囲気ですが、ここは適度に明るく、苔むす地面がいい雰囲気を出しています。
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なにやら春の草っぽいものを見つけましたが、さてなにか花が咲くのかな。
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土手っぽいところに、黄色い花を見つけましたが、なにかはわかりません。 西洋タンポポかと思いましたが、茎の感じがちょっと違う、土筆のような茎にキク科の花
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樹林帯の道は螺旋状に山頂部へ続きますが、ショートカットルートを発見! 地図で確認するとベルギーでは、めったにできない直登りルート(笑)だったので、こっちに進路を変えました。
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標高差100m!!!(ベルギー初)で山頂部に到着、標高580M! 標識はなく、見晴らしもまったくなく、だたベンチが一つ。 山ほどある丘陵のうちの一つですから、いちいち名前は付かないのでしょう。
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名もない丘陵のピークがのんびり続くこのアルデンヌ、 のんびりゆっくり歩くにはもってこいの場所です。
(が、やはりこんなピークハントは味気ないなあ。)
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