藤原岳【1120m】
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2011年2月20日は
鈴鹿山脈の藤原岳
に登りました。
鈴鹿山脈、セブンマウンテンの一つ
。
鈴鹿は三重と滋賀の県境にそびえる南北60km、東西10kmの褶曲山脈です。 気候は太平洋側の気候ですが、冬は日本海の北西の風にのって雪が降ります。よって、山頂は冬は降雪地帯です。
藤原岳は
「花の百名山
」でもあります。春になるとそれはそれはたくさんの人が登ります。 でも、冬もなかなか、人気がある山で、山頂がカスルト地形で、平原上になっており、見晴が最高なのです。 山は石灰岩質で、昔から鉱山がたくさんあり、山肌が削られています。ちょっと残念。
人がたくさん訪れる。 それゆえ、登山道も立派です。 登山口の休憩所。
登山口の神社で、ベルギーにいる家族の安全と成功をお祈りして、さあ出発!
自然林の中を、じぐざくに登ります。
日の当たるあったかいところにある照葉樹の葉っぱは、きらきらと美しい。
花も咲く準備も進んでいます。 真っ先に咲く節分草などはまだまだ。
4合目までは、雪のない快適な登りです。
標高が500mを超えると雪がちらほら。 5合目あたり。
7合目でアイゼンを装着。
8合目で、聖宝寺道が合流します。 3月後半まで工事中で利用不能。 ここからは、冬道を使います。ほぼ直登です。 雪道とはいえ、久々の直登です。 雪崩に注意の看板。
さて、なかなかきつい。 アキレス腱がの気持ち良い!?? ちょっときつい。
降りてくる人は、今日の山頂はすばらしいよ〜と話しかけてくれるので、気持ちだけがはやり、足が追い付かず。(笑)
9合目、藤原山荘。 避難小屋です。 風が強い日が多いので、ここで暖を取る人が多い。
ここからは約20分で、展望丘です。 下って上る。 藤原岳の山頂部の一つ。
頂上です。 三角点がありますが、標高はたぶん1120m!
" /> 展望はほんとうにすばらしい。 今年週末で一番だ!っと毎週来ている(!)おじさんが言っていました。 まずは、
御嶽さん
恵那山と中央アルプス
中央アルプス〜恵那山〜南アルプス (ぼけまくっています)
北アルプス
(たぶん、 あれが笠ケ岳かなあ)
琵琶湖と比良山系
藤原避難小屋と白山(右)!
なんといっても、気に入ってのが鈴鹿山脈の景色です。 山の端(は)を枯れ木が線を描き、美しい。 冬枯れの山、音のない世界、都会の喧騒はもちろん、電車の音も、人の声も、ない。 “音なしの世界” こればかりは山でしか経験できません。
シーンと頭の中の音だけが聞こえます。
ああ、気持ち良い。 ああ、本当に美しい。
(下山後) 帰りがけに、藤原自然科学博物館へ寄りました。 建物が耐震基準に引っ掛かり、休館中のようでしたが、無理にお願いをして入館されていただきました。
こじんまりとていましたが、きれいに管理されている好印象な科学館でした。地域に密着したこういう博物館を残してほしいな。
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