ブリュッセルの森 晩秋の黄葉

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■2008年11月9日(日) 晩秋の森の黄葉。 夕焼けに映える黄色の世界。

自宅奥、ブラッセルの南東部に広大な森「ZonienWoud」があります。。
ほとんど起伏のない土地にブナやシイの樹が果てしなく続き、その中を縦横無人に散策路、馬道、自動車道、鉄道!まであります。
もう晩秋、日曜日の夕暮れに“黄葉狩り”。






散策路といっても、人が歩くので道ができている程度、ところどころにベンチがあります。
当地の人も、やはり秋の森は魅力的なのか家族連れでの散策をよく見かけます。




広葉落葉樹林が意外に多く、それも紅葉より黄葉です。
緑のクロロフィルが分解させ、隠れていたカロチノイドの黄色(黄葉)が現れ、同時に糖分から赤いアントシアン(紅葉)が・・・が変色の理屈です。 ここは、“もみじ”や“さくら”“つつじ”などの赤が鮮やかな樹木がほとんどないため、紅葉を楽しめません。

それでも黄葉だけというのもなかなか迫力があるものです。
同じ黄色でもあたりまえですが、いろいろ違いがあります。

黄色、檸檬色、黄金色…。
大きな黄色葉っぱで黄葉しているカジカエデの仲間もあります。

アントシアン(赤)の分泌が早いやつは、黄色から赤茶へ変色してしまします。












赤がないので、負け惜しみではありませんが、赤茶けた葉っぱにはそれなりの味があるものです。
「わび」「さび」の世界とでもいいましょうか。












黄色には黄色の世界が、赤には赤の世界が。
改めて思うのは、日本は自然条件がたいへん複雑です。
四面を海に囲まれ、雨も多く山あり川あり、地形が複雑だと温湿度には変化がでるでしょう。
複雑な条件は多種多様な植生を生み、紅葉ひとつをとっても、「錦秋」という言葉がぴったりの、いろんな色の紅葉・紅葉で山は埋め尽くされます。




空を見上げると高いブナの木の上部に夕日が当たり、なにやら幻想的な雰囲気。
ほのかに青い空と暗くなりつつある森の木々に夕日があたる部分がハイライトされています。
決して紅葉ではないのだが、黄色から赤茶になり、今、まさに落ちる寸前の葉を染める夕日赤茶けた森に夕日があたります。
茶色が夕日にそまり、味わい深い“夕日色”に。
なかなかこの森の“紅葉もすてたものではない”。

2007年に日本で読んだ本の一説が思い出されます。

「紅葉(黄葉)それは旅路の果ての一瞬の輝き。」




























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