ガルニエ宮

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■2010年6月6日パリのオペラ座を覗きました。
お客様をパリのシャルルドゴールに迎えに行かねばならず、ついでなのでちょっと早めにパリに行って、前から見たかったオペラ座の中へ。


ナポレオン三世の第二帝政の記念碑的建造物です。
公募されたデザインは161、その中から「シャルル・ガルニエ」案が採択され、1875年に落成式が行われています。





ネオ・バロック様式の典型で、華美な装飾を施した絢爛豪華なものです。






正面入口を入ると(見学は地下から)、正面階段が現れます。 途中で左右に別れてそれぞれの上階に繋がるというこった階段です。
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電気の無いこの時代、みごとな燭台がたくさんありますが、ここに蝋燭が点れば、さぞや荘厳な雰囲気があったことでしょう。
現在でも、この適度の暗さはその当時の照度を再現しているのかも知れません。
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階段を上がりと、真正面は普通の観客席へ、右と左に階段がされにあがっていきますが、これをたどるとボックス席へ行くことになります。
そのボックス席階、日本でいう3階には、グランホワイエと呼ばれる大広間があります。
幕間に、貴族達の社交場だったのです。
それにしても、ここは見事でした。ベルサイユ宮殿の「鏡の間」よりこちらの方が、なにか派手な気がします。
大理石はピカピカに磨かれ、燭台の光を反射し、鏡の様です。
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天上にはたくさんの宗教画が描かれています。
個人的には、この天上の絵をなしにして、もっとシンプルなものにするともっと良いと思うのですが、これもキリスト教の文化なのでしょう。
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グランホワイエのテラスからは、ガルニエ宮正面からパレ・ロワイヤルへ南下するオペラ座大通りを見渡せます。
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さて、昼間の見学はボックス席から劇場を覗くことができます。 一つずつに扉と名前?番号があり、以外にシンプルです。
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劇場内部です。2167の座席が5階に配分されており、赤の座席、金色の装飾となかなかのものです。
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19世紀の後半となると最新の建築素材、鉄を使っています。よって、この巨大な空間を実現できたそうです。 パリ国立オペラ座バレエ団の主な公演会場の一つでもあります。 約150人の踊り子と約1500人のスタッフが繰り広げるバレエは、きっと見ごたえがある公演でしょう。
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天上は、有名なシャガールです。「夢の花束」 エッフェル塔、踊り子、天使が自由奔放?に華やかに派手に描かれています。
有名なシャンデリアも遠くからでは大きさが分かりませんが、そうとうなものでしょう。
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いつか、かならず ここでこのバレエ団をみてみたいものです。
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