シャモニー

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■2010年8月3日(火)〜10日(火)まで“アルピニストの聖地”シャモニーで家族で夏休みを過ごしました。
山歩き登山者が闊歩するこの街、アルピニストの歴史を感じることができました。

ブラッセルから860?、ちょっと遠い。 フランス最東部(スイスではない)のヨーロッパアルプスの麓の街です。 標高1035m。
街からはモンブランを望むことがでいます!!!
<モンブラン山群>
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<シャモニー針峰群>
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<街からのモンブラン>
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街はそう大きくはないですが、氷河の融水で白濁したアルヴ川が街の中央を流れ、登山用品店やレストランなどは中央部に集まり、そぞろ歩きにもってこいの大きさです。
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最も有名な山はモンブラン(Mont-Blanc:白い山)、ヨーロッパ大陸の最高峰(4807m)です。
初登頂はシャモニー生まれの医師ミッシェル・パカーと水晶細工人ジャック・バルマ、1786年8月8日。 もう120年以上も前のことです。
人間は高い山の上で夜を過ごすことはできないという誤信と、 「呪われた山」モンブランに登れば生きては帰れないという迷信が打ち破られた日でもあります。
この銅像は、そのパルマとそれを支えたソシュールの銅像です。
指差す先にモンブランがあります。数ある銅像を見ましたが、今もモンブランを指差す姿は、感動的ですらあります。さすがに、ここで、記念撮影をする人は多かった。
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これより、近代アルピニズムが、ヨーロッパアルプスの登山史が始まります。
日本の名だたる登山家もここを闊歩し、モンブラン、グランドジョラスなどに挑戦しています。
 あの“狼は帰らず”の森田勝さんも、グランドジョラス北壁が最後です。 アルピニスト達は、この街を起点に、挑戦と成功と失敗を繰り返し、この街で英気を養い、また出発する。
そのせいか、街を歩いていても、ツエルマット(マッターホルンの麓の村)やグリンデルワルト(アイガーの麓の村)よりも、ザックを背負った老若男女の比率が高いような気がします。 当然、登山用品店もたくさんあり、その品ぞろえはたいしたものです。
<スネルスポーツ:日本人の店長さんがいる?>
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<ミレー、フランスアルプスの代表ブランド>
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街は“登山文化”に溢れ、あるいていても、ウインドウショッピングも楽しい。
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街を歩いていても、味わいのある風景に出会えます。
<シャモニー駅>
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<シャモニー駅前通り>
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<モンタンヴェール駅>
シャモニー駅の向う側には、メールドグラス氷河への登山鉄道の出発駅があります。 100年以上前に開通、シャモニー観光の出発点でもある。
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<バルマ広場>
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<山岳博物館>
アルピニズムやスキーリゾートの歴史を写真や道具で展示してあってたいへん面白かった。教会の裏には別館みたいなのがあって、そこでは氷河や鉱石開発の歴史が紹介されており、これまた面白い。
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<サンミシュエル教会とその前にあるガイド組合>
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ほんとうに街の通りから、モンブランを見ることができます。
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ガイド組合もたくさんあり、ガイド組合祭り!?も行われるようです。
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マッタホルンの初登頂者、ウインパーもここに眠ります。マッターホルン登頂といえば、ヨーロッパアルプスのアルピニズムの最後を飾る 出来事でした。
そのウインパーが、アルピニズム発祥の地であるここシャモニーで眠るのもなにかの運命かも知れません。
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