ブラッセル徒歩縦断

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■街も会社も、もうクリスマスモードでお休み模様です。
12月23日(火)は、自宅から街の中心まで歩いて、クリスマス直前の街の風景や文化を楽しむことにしました。
歩行距離 約12Km、時間にして約4時間(道草が多い)の街歩きです。 この地図の通り、ブラッセルの南東端から北西方向にほぼまっすぐ、最終到着地はグランプラスです。
ほぼ、ブレッセル市を円にたとえると、半径分を歩いた換算となります。
画像
家の近くにあるロータリーです。
ランアバウト(Runabout?)と呼びます。
円形で芝生があり、オブジェが真ん中、樹木は人工的に剪定され、街路灯が設置され、 ベルギー(欧州)らしい、良く見る交差点?です。
2kmほど歩くと、大通りにでると大使館が軒を連ねるテルビューレンという通りにでます。 中国大使館、ブラジル大使館。大国の大使館は、その国の特徴がでていて、見ていても面白い。
中国大使館はチベット問題でもめていたときはピケが設置してありました。
大きな大きなお屋敷にも、クリスマスの飾りがあります。トナカイの電飾、玄関に紅い鈴、壁をよじ登るサンタ。 数年前、“壁登りサンタ”はハウステンボスでみましたが、こっちでは相当長い期間 はやっているのかな。
普通の家で電飾を飾っている家ももちろんあります。
日本の様に、近所で争って華々しくやっている地区は見かけてことがありませんが、みな自分の世界を造っています。
玄関の明かりにはこんな装飾があったりして、結構好きです。
通りによっては、門松のようなトウヒの生木の飾りがあったり、ショウウインドウの中にキリスト生誕の物語が再現してあったりします。
普通の家はこんなパターンが多いです。クリスマスリースが玄関に、部屋にあるクリスマスツリーをこれ見よがしに窓側においてあります。概観のレンガはぼろぼろに見えますが、中は綺麗にしてある家が多いように思います。
ウオーリュウエー公園に出てきました。
ここは私がよく行く広大な森の端っこにあたります。芝などが良く整備されていて、なかなか良い公園です。
広々とした芝生と池と樹木の構成は、公園ならあたりまえの風景ですが、画一的な日本の公園に比べると個性がでているような気がします。
 
ちょっと道をそれて、左に行くとセントミッシェル教会前を通ります。
古めかしい雰囲気と重厚な造りが気に入っている教会です。
この奥に建物が続いており、学校でもあるのでしょうか?
教会と学校、お寺と学校、なにかやはり教育の場というのは宗教と繋がるのかもしれません。
このテルビューレン通りは、中心街までズドンと通じています。
道幅も広く、片側3車線は確保されています。

サンカントネール門です。 1880年に独立50年を記念して建てられました。そう歴史は古くないですが、見栄えはします。
無料の軍事博物館、自動車博物館、市立美術館など見るところはたくさんあります。
市民の憩いの場でもあり、少年達がサッカーに興じています。
野球をやる少年はみたことがありません。ボール一つで出来るスポーツはやはり世界の子供たちに愛されているのでしょうか。
 
ここを通りすぎるとオフィス街に入ります。  有名なEU本部。 2009年迎春!?の垂れ幕が、数多の言語で書かれています。EUという経済共同体の難しさが現れているようです。
下の国旗群も昔は、加盟国の国旗を掲げていたような気がするのですが、今はEUのみです。
 
本格的にオフィス街に入ってきました。本当にみんな働いているのかと思うぐらい人気がありません。
こんなオフィス街の真中にも教会はあり、その前にはキリスト生誕の場面を再現した模型が飾ってあります。 これは本当に多い、役所の前にもありました。やはりカトリックの国なのです。
  
王宮に到着、ベルギーは王国です。
大きなクリスマスツリーが飾ってありました。
 
ここを過ぎると、賑やかな観光地に入ってきます。 アールヌーボー建築の代表格、楽器博物館。  クリスマスの装飾がしてあります。
この“すだれ状”電球、こっちの人は好きなようです。
 
グランプラスが遠めに見えてきましたが、ちょっと寄り道をします。
 
サブロン広場、お菓子の名店がならぶ広場です。なかなか洒落ています。
赤いい電飾はたまに見かけますが、ちょっとこの場にはそぐわないような。
ちょっと繁華街を離れると、こんなオフィス街が現れます。
石畳と近代的ではあるがなにか欧州風の建物と街頭の灯り、雰囲気が出ていて、今回の中でも結構気に入っている写真です。
最終到着地のグランプラスです。音楽と棒状の電飾が音と光の競演をしていました。
もうすっかり、日も暮れました。といってもまた17時頃ですが。
街の華やかな灯りを後に、帰路につきました。
ここベルギーに赴任して、早くも 1年が経とうとしています。
ほんとうに「光陰矢の如し」
 

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