甲斐駒ケ岳目前、駒津峰(2740m)

南アルプス 甲斐駒ケ岳。2967m。
2006年8月29日(火)。晴れときどき曇り。
南アルプスの北部に位置する花崗岩の山塊。
山肌が白くピラミッド型なので、どこからみても一目瞭然の山。
3000mには至らないが、重厚な南アルプスの中では華やかな山。
夏と秋の高気圧の狭間で、天気が不安定だが、隙を狙っての山行。
結果、天気はよかった。
が、時間の都合で、直前のピーク駒津峰で折り返し。
いつか再起をかける。

仙流荘周辺駐車場から朝の鋸岳
前日、夜(22時頃)に駐車場IN
お盆休みにくれべると車は極端に少ない。
空は満点の星、明けて駐車場から鋸岳を望む。
南アルプス林道より眼前の鋸岳
南アルプス林道を北沢峠へ村営バスに揺られる。
駐車場から見えた鋸岳が迫ってくる。
風穴による鹿窓や両側に咲く、深山の花々の解説付き。
途中にサルや鹿の親子とも遭遇。
鋸岳は素人が近づくやまではないことが良くわかる。
北沢峠の樹林帯
深遠な樹林帯。オオシラビソの巨木。
林道ができるまで、戸台からここまで1日工程だったらしい。
南アルプスの深部をさまよう。
仙水峠への岩塊斜面
甲斐駒の南側の沢伝いに仙水峠へ。
樹林帯を抜けるとゴーロ状の岩塊斜面を歩く。
めちゃくちゃ歩きにくい。
ケルンがたくさん。一番上に三角の石を載せ、形を整える
 
仙水峠
峠に到着。
仙丈ケ岳を遠望。
天気がよくて、空も青い。
仙流小屋の主人以外、ここまで登山者に会わず。
摩利支天を見上げる
仙水峠から摩利支天を見上げる。
その奥は甲斐駒ケ岳。
聞きしにまさる、圧巻。花崗岩の巨大な塊!
駒津峰への直登
駒津峰(2740m)への直登り。
再び樹林帯を縫いながら高度をあげる。
背後に南アルプスの山々への展望がどんどん開ける。
山梨(東側)から雲が出てくる。
はよ行かねば、山頂も雲に隠れてしまう。
仙丈ケ岳を望む
樹林帯を抜けるとハイマツ帯。
深山の花が顔をみせる。
ヒメジシャン?もハイマツの根元に。
その向うに仙丈ケ岳(3033m)
山と雲
開けた尾根から摩利支天と甲斐駒ガ岳。
そらには高層雲。
ほっとひといきできる風景。
駒津峰 2740M
駒津峰に到着。
眼前に甲斐駒ケ岳。
均整の取れた形と岩肌、やっぱり迫力があります。
ところが、時間切れ!?
ここで折り返せねば、指定時間に帰宅できない。
まあ、次回にあの山は残しておこう。
南アルプス ビュー
でもここは南アルプス展望には好位置。
どこまでも続くと錯覚させるほど高峰と深い谷の重なり。
真ん中が北岳(3193m)。すこし手前に栗沢岳。
右に塩見岳(3047m)・仙丈ケ岳(3033m)。
左に鳳凰三山。オベリスク(2764m)のとんがりが良くわかる。
その向うに富士山の斜面が見えかくれ。
南アルプス歩きは始まったばかり、これからがんばります。

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