羽越本線の車窓から〜新潟→秋田

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新潟から秋田へ、仕事の移動で「特急いなほ」に乗る機会があった。
270kmを3時間40分かける長旅だ。
すばらしい風景が広がる〜至極の…北越から東北の山々に感動します。

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<五頭山地(ごずさん)>
新潟駅を出るとまもなく東側に豊かな田んぼの先に見える、五頭山は912m。
6個入りを2つに再包装してもらった笹団子を食いながら(笑)
五つピークがあるはずだが、どれかわかりませんでした。もしかしたら、違うのかも。


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<二王子山(にのうじ)>
新発田(しばた)辺りで、二王子山 1420m。 
まだまだ雪が深そうです。どっしりとした山容が印象的。
左奥が飯豊(いいで)山地の北股岳(2024m)と思われる山が真っ白な頭を出しています。
1000mを超えるとまだまだ真っ白な世界なんでしょう。 美しい。

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<朝日連峰?の前衛>
越後平野の北のはずれ村上辺りから北東方面の山です。
奥には憧れの朝日連峰が控えているはず…その前衛の山、か連峰の北端 大鳥屋岳(989m)でしょうか?
山深い雰囲気が漂っています。
ただことから列車は日本海沿いを走る海の見えるコースに入ります・・・が、私は山側に座っています(笑)

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<月山>
山形にはいり最初の大きな町が鶴岡です。 
南東側の奥に 巨大な月山が望めある。
標高は1984m。 信仰の山。
火山の歴史は古く約70万年前に始まり、最後に噴火した約30万年前らしい。成層火山。
その山容は大きく、また美しい。

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<鳥海山>
山形と秋田の県境には鳥海山、標高2236m。
遊佐駅を過ぎると、ちょうど真横に、それもまじか見ることが出来る。絶好の位置を列車は走ります。
1ヶ月前に空撮をしましたが、雪はやや少なくなっていますが、まだまだ真っ白。
残念ながら山頂は見えず、右側ピークにみえる奥に最高峰である新山があるはず。

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<象潟(きさがた)>
この見にくい写真は象潟と呼ばれる場所。秋田県に入るとすぐに象潟という名前の駅があります。
2600年前の鳥海山の三体崩壊の時に、海に流れ込んだ岩屑雪崩が作った!
  長らく多くの島が浮かぶ多島海だたったのが、1804年の地震で約2m隆起して陸地化したのです。
今は田んぼの中にぽつぽつと小さな丘が点在する風景になっています。
象潟から新山まで直線で約15km、この距離を岩くずがなだれ落ちるとはどんな大規模な崩壊だったのか!
本当は、降りてゆっくりと歩きたいのですが、それはまたプライベートで来た時にじっくりと。

新潟から秋田まで時間にして3時間40分、仕事の移動時間としては無駄に長い時間です。
最近はPCを持ち込み仕事をするこが出来ます。
仕事の合間にふと顔を上げるとこんな風景が広がるなんて贅沢なっと思いつつ、秋田へ到着しました。
【羽越本線ルート】
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2017年4月15日 [記]

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