新緑は眩しい

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■私版「山がくれた百のよろこび」19■

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「新緑は眩しい」と思う。
その季節が巡る度に、年を重ねる毎に、その言葉を思う。
「清々しい」ではない、もちろん爽やかで気持ちが良い、でも違う。
「美しい」ではない。
新緑の緑は美しいが、しっくりこない。

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山を歩けばわかる。
新しい若葉は、勢いがある。
「新鮮」で「威勢」が良い。
これから太陽の光を一杯あびて、生長する為に、
冬の眠りから覚めて、ぐいぐいと膨らんで一気に開く。
そんな有り余るエネルギーがある。
それが、「眩しい」

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もう一つ、ある
年齢を重ねて、命の大事さを知った。
この新緑という新しい息吹に、
自分にはもうない、この息吹にあこがれている。
きっと。
それが、「眩しい」という言葉がしっくりくる理由。

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この燃えるような緑 
・・・溢れるエネルギー。
圧倒的。
その中にたたずむだけで、エネルギーが降りかかってくる。
その中を歩くだけで、幸せな気持ちにさせてくれる。

2020年5月6日[記]

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