白山信仰と数字

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2017年は白山開山1300年

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全国に2700あるといわれる白山神社の総本宮は白山比め神社(しろやまひめ)、創設は今から2100年前崇神7年という。
そのころには白山はすでに「水の神」として麓から崇められていた。
開山したのは「泰澄」、越前の修行僧でした。
十一面観音の夢告を受け、貴女の導きで、林泉(この平泉寺白山神社)から白山へ登る。
この寺の池のほとりでお祈りすると十一面観音が現れたそうだ。

それより白山への路は、越前禅定道となる。その後、加賀と美濃が加わる。
泰澄が白山を開山してから、今年で1300年。

はるかかなた…平安〜鎌倉〜〜江戸〜明治〜大正〜昭和〜平成と時代は大きく変化する。
山への信仰も産業革命以降 薄れてはいるが、高い山は今でも"神々しい”。
特に麓から日々見ることができるこの山は今でも信仰の対象だろう。
1300年ここからどれだけの人が白山を目指したことか
階段一段一段に、それぞれの人の思い思いがある。

ちょっと客観的な数字を考えてみる。
参拝者数、毎年10,000人が参拝登頂したとしよう、1300年で、13,000,000人か。 登頂者は1300万人、この神社への参拝者は10倍だとして1億3000万人。日本の総人口に近い。
時間について考えてみる。
1300年といえば相当長い、世代換算する。一世代が25年とすると52世代前、大昔 家系図を造ったら五世代前に遡れたのでその10倍。

なんだか、参詣者は今の日本の総人口、私の家系図の10倍か。
なにやら数字で遊んでいると、この神社が白山が身近なもとに感じ始める。
すべての数字は1つづつの積み重ねの上に成り立っている、細かく刻むと見えてくる。


この神社のお気に入りは本殿に繋がる参詣道。
幅広な道と鬱蒼としが杉巨木が列を作る様。
雄大にして優雅にして神々しい白山の入口にふさわしい。

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2017年7月2日 [記]

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