"Going into the unknown"

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2014年春、「 LIFE! 」という映画を観ました。
なにげない毎日を過ごす妄想癖があるサラリーマンが、仕事でのミスを切っ掛けに、「未知の世界へ」羽ばたき、自分の歩む道を変えていくという映画でした。

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“毎日 同じ生活を繰り返していますか?”

という映画の問いかけに惹かれ、なにげなく観たのですが、とても印象に残る映画でした。

主人公は、ネガ写真の管理者、失われたネガを求めて、グリーンランド、アラスカ、ヒマラヤを彷徨います。

大都会にはない、雄大な大自然、自然と向き合う人々に接することで、彼の考え方はどんどん開けていきます。

なにげない日常が違った視点でみることができるようになり、引っ込み思案な臆病な性格から自信に満ちた自分へと変貌を遂げていくのです。

人生はそれなりに生きていると、良くも悪くも“自分の殻”が出来てきます。
そお殻を破るには、知らない世界に飛び込むことです。

映画の最後の冒険地はヒマラヤの大山脈でした。
写真はヨーロッパアルプスを飛行機から俯瞰したものですが、映画ではこんな人跡未踏の大自然の中を、ネガを持っている人を追跡していました。
彼はその人を追いかけることで、大自然を体感して“なにか”をつかんだのです。

まったく想定しない想像できない「未知の世界」を見ることで、五感で感じることで、なにか違うものが見えてくるのでしょう。
未知の世界は、なにも山岳地帯に限ったことではありません、深海でも良いかもしれません。
大自然である必要すらありません。 顕微鏡をのぞいても、碁を打つことでも、自分の知らない世界があるでしょう。

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さあ、一歩を踏み出して 知らない世界を体感して、新しい自分を見つけよう! とこの映画は語っております。
程度の差こそあれ、山歩きだって、知らない世界への第一歩に違いありません。
山歩きでも、もう一歩踏み出して、次なるステージへ入っていこうと思わせてくれる映画でした。

"life is about courage and going into the unknown"




2014年6月8日【記】

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