大学での山歩き

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大学も大阪の大学でした。

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部活は山とは関係ありませんでしたが、裏に摂津の山々があり凄く自然が身近な環境でした。
大学の体育館の裏に「マムシに注意!」の看板があったりして。
高校のワンゲル仲間と同好会を作り、毎月のように山を歩きました。
高校の友人は京阪神の大学が多かったこともこれを継続できたのでしょう。

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歩いたエリアは高校と同様に、近畿圏でした。
日帰りです。
それぞれ、大学は違いましたが、やはり歩くのが好きな仲間です。

毎年正月は台高山地の高見山に霧氷を見に行きました。これは高校時代はやらなかった。
霧氷の美しさはもちろんですが、雪山の怖さを教えてくれたのもこの山でした。
高校時代には、危なくて!?、顧問の先生の許可がでなかったエリアですが、
雪山だって、天候が悪くても・・・大学生ならば自己責任で歩くことができます。

相変わらず、本格的な登山ではなく、ワンダーフォーゲルの世界ですが・・・。


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室生火山群も良く歩きました。
大洞山や岳の洞、尼が岳など、特異な山容はやはり魅力的です。今でも好きなエリアです。
紀伊半島のど真ん中、山また山の世界、自然の偉大さや非日常を感じさせてくれます。
仲間は農学、経営学、経済学、外国語学など進む道は違いますが、その道の違いを話ながら、歩くのもまたたのしかった。
今なお、交流が続く良き仲間です。

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大学時代は中国語と中国経済を専攻していました。
ろくでもない学生でしたが、中国に短期留学をしたりして・・・一見、ちゃんとした学生っぽい。

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教科書に香山といいう紅葉の名所が出てきたので、仲間と歩いたりしました。
北京から約20km、代々の中国皇帝の離宮があった山です。
紅葉がとても有名で、リフトもある観光地となっています。
でも、わけもわからず行ったこの山、シーズンオフでリフトも動いておらず、標高431mを”歩き”ました。
やっぱり、歩くのが好きだったのでしょう。 写真に達成感だけが見て取れます。(笑)

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サークル活動でも良い仲間に巡り合うことができ、自由に好きなことを好きなときにしていました。
バイクも趣味に加わり行動範囲も飛躍的に伸び、北は北海道の知床から南は九州の佐多岬まで、休み毎にツーリングに出かけたり、山や街をさ迷ったたりしました。

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高校所有していた山小屋にシーズン毎に泊まったりして、その近辺の山々を仲間を紹介したりして・・・楽しかったなア。
電気もガスも水道もない山小屋です。 最初の仕事がぶっといホースを川の上流に運んで水を確保するという原始的な生活。
今の山小屋など天国のようです。

会社生活は、企業である限り利潤を追い求める「利害と打算」の塊りです。
それは必要なことですが、「利害と打算」のない仲間との交わりは、たいへん有意義なものです。

確かに勉強はあまりしなかったかも知れません。
でも、「人生最大の自由時間と体力(お金はあまりない)」に恵まれるこの時期、
得たものは計り知れなく、かっこよく言えばお金に換えがたい友人を得ることができ、また人生経験もできたと思います。


大学の友人も、遥か昔に卒業して、今は、それぞれの全く別の人生を歩んでいます。

本当にたまに会うことがありますが、会社生活の思い出より、彼等彼女等とすごした年月の方が記憶に残っており、一緒にいると、心から楽しめるのです。

2008年11月24日<記>  2015年 元旦<改>

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