春に北へ、南方から北へ、2000kmを飛ぶこともある。「チョウ道」は半端なく長い!
夏に山地の樹林内で滞在・発生、頂上付近に集まる。秋に南下する。(「フィールドガイド日本のチョウ」)
1980年代よりマーキング活動が活発になっているが、なぜそんな長距離を渡るのか等、謎はまだ解明させていない。
温度が24度辺りを狙って北へ南へ移動しているとの説もある。そういえば、蓼科で見たのも盛夏、昼間は24度だったかもしれない。
スジグロカバマダラは八重山に土着しているが、稀に迷チョウとして吸収や本州の海岸沿いで見られるらしい。移動性が高いらしいが…「渡り」はしない。
ご紹介していない「科」はあと3つ。簡単にご紹介。
シロチョウ科:白や黄色が基調の色、幼虫はイモムシ、和名には最後にチョウとつく…「スジグロチョウ」
シジミチョウ科:小型のチョウ、幼虫はワラジムシ型、アリとの共生関係がある…「ツバメシジミ」
セセリチョウ科:全体的にずんぐりした体型でガと間違われる…「ヒメキマダラセセリ」
最後に、チョウマニアのお目当てにゼフィルスという種類のシジミチョウ科の一群がいる。
ブナ科の樹上で生活しているらしく、成虫期間も1ケ月、簡単にはお目にかららない。よって、遭遇したこともないし、写真もない。
美しい花同様に、美しチョウ。それほどに人を魅了するなら、ぜひ見てみたい!
チョウは、分布域を決める緯度と地形、植物との密接な関係と・・・勉強をはじめると底なしに深い。
底なしだが、摩訶不思議なチョウの世界をもっと覗いてみたくなった。
2022年2月20日[記] 3月26日[改]〜FIA講座「蝶と森林について」に触発されて
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